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アセンダント蠍座の人は・・・

このホロスコープについて、アセンダントから、そのルーラーがどこにあるのかということで、読んでみようと思います。

アセンダント蠍座の人

この人はアセンダント蠍座なので、深く追求して掘り下げたいという思いを持っています。洞察を深め、裏の裏まで可能な限りすべてを知り尽くしたいと思っています。

ルーラー火星は双子座にあり、牡牛座の7室

火星はリスクを伴うようなものでも果敢に挑戦する、チャンスを逃したくないからガツガツ行く。

双子座にある火星なので、そのために果敢にいろんな情報にアクセスする。

7室なので、いろんな人と関わって、直接まっすぐに向き合って、どんどんと可能な限りの情報を得ようとする。

ただし、牡牛座なので、そうすることで心地よい快適な関係性を築くことができるならということになる。


ルーラー冥王星は乙女座にあり、10室獅子座(乙女座)

冥王星は洞察であり、カリスマ性であり、極限状態というような意味。表面的に見えないところまで深掘りします。

そしてこの冥王星は乙女座にあるので、より便利に、実益を産むというようなことに対してなら、いっそう洞察力は働くだろうと思われます。

10室なので、社会的に居場所を確保するために勝ち抜くということになり、そこに冥王星の力が発揮される。洞察力、極限までやり抜く力でステータスを得ようとするだろう。

またこの10室は獅子座であり、インターセプトで乙女座でもあるので、そのステータスは、オンリーワンの個性的で独創的なものであり、同時に、より効率よく利益を生み出し、快適な環境を作り出せるようなものとなるだろうと思われます。


アセンダントとそのルーラーから、この人がどんな人かということを読み解くと、こうなるということです。

この人というのは、もちろん僕自身のことなのですが、たしかにこのように読んでくると、今までの人生における様々な経験というものが、たしかに上のような動機というか、衝動というか、そのような機序に基づいていたと思えるところ、心当たりのあるところがありました。

この1室から7室、1室から10室へのハウスルーラーシップの流れに関しては、過去に何度もノートでも書いてきたのですが、今日のスタンスはそれらとは少し違っていて、「この人は・・・」という感じで、その人を描写していくということをイメージしたものです。

そろそろ、実際にリーディングするならどんなスタイルになるのか、そういうシミュレーションをし始めたという感じでしょうか?


仕事ということを見るなら、2室、6室、10室のハウスルーラーがどこにあるかを読み解いていくことで、仕事は何に向いているのか、どのようなスタイルが良いのか、様々なことがわかると思います。

恋愛や人間関係、契約問題などを見るならば、5室、11室、7室
さらに結婚も見るなら、それに加えて4室

心の問題、身体の健康問題ならば、1室、6室、12室、月が入っているハウスなどを見ることになるでしょうか?

子育てなら、4室、5室、6室、12室とかかな?

経済的なことに焦点を当てるなら、2室、8室

まあ、相談内容によって、見ていくところは変わってきますが、それぞれのハウスが何座であり、そのルーラーがどこにどのようにつながっているのか、どのような仕組みで自分という人間は動いているのか。

いつもの自分のパターンはどういう所から来ているのか、パターンを変えるとしたら、どこから手をつけるのが良さそうか。

そういったことが、丁寧に読み解いていくことで見えてくると、自分で選択できるゆとりが生まれてくるのではないかと思います。

丁寧にハウスルーラーシップを読んでいくということは、星読みの基本だと思います。

その上で惑星のアスペクトであるとか、品位であるとか、ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルであるとか、リリスであるとか見ていくことでさらに深さが出てくると思います。

小惑星は歴史も浅いですし、影響力もかなり小さいので、アングルに乗ってるとか、大きな星とコンジャンクションしているとか、よほど目立った所にない限りは、僕は取り上げません。

それよりもハウスの流れの中にこそ、大事なポイントがあると思うので、そこをしっかりと読み解けるようでありたいと思います。

僕はこの占星術の基本的な仕組み。星と星の関係がどうなっているのか、そこを読み解くための、根本的な方法論が知りたかったんだと思います。

だからいろいろと探しまわったあげくミカミ・ポーラさんの非常に原理原則に忠実なスタイルを学んだのだと思います。それはまさにアセンダント蠍座らしい選択だったなと思います。それが僕という人間のスタンスと言えるのかも知れませんね。

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