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リロケートしたチャートで4室がどう変わるのか、調べてみた。

昨日は5室と11室について見ていきましたが、もうひとつ4室も大きく変わるところがあるので、触れておこうと思います。

最初に4室の意味ですが、ここは「わたしの居場所」です。

古典的には4室のハウスルーラーは太陽です。居場所を作るためには誇りと尊厳が必要と言うことがわかります。自分で未来を切り拓くように、居場所を獲得しないといけないと言うことです。高潔な人格が居場所を作るためには必要ということがいえるのでしょう。

4室はそういう意味では、家族に限定されません。自分が心安まる場所。友達とのグループであるとか、仲間、コミュニティなどが、4室となることもあり得ます。

僕のチャートでは、リロケートしたことで、4室のカスプが変わりました。

姫路のチャートでは4室は水瓶座です。しかし、札幌では魚座となり、関東地方ではインターセプトが生じて、水瓶座と魚座と、両方が4室の支配に関与してきます。


姫路のチャートにおける4室

まず姫路のチャートでルーラーシップを見てみようと思います。水瓶座のルーラーは土星と天王星です。

土星は山羊座ですが、ハウスとしては2室射手座の中にあります。これが意味することは、2室のために4室を使うという事になるわけですから、「自分が残したい物のための居場所を作る。」ということになります。

そしてその居場所は水瓶座的な場所ですから、「普遍的な価値観を分かち合えるような、お互いを人として尊重し合えるような居場所の中で、自らも尊敬されるような存在としてありたい。」という事になるわけです。

その結果、自分が残したい物はお金かも知れないし、自己価値を高めるということにつながるような何かということになると思われます。


さらに、もうひとつのルーラーである天王星は獅子座にあり、5°前ルールを適用して10室獅子座という事になります。

なので、こちらは10室のために4室を使うということになるわけです。「誇り高きキャリアを築くために、4室の居場所を作る。」ということになります。この4室の居場所を作るというところは、先ほども書きましたが、「普遍的な価値観を分かち合えるような、お互いを人として尊重し合えるような居場所の中で、自らも尊敬されるような存在としてありたい。」ということになり、その居場所を確保することで、外に出て行く時に、獅子座の味が出てくるという事になるのでしょう。誇り高く、オンリーワンのライオンのようなキャリアを築くということが、目的ということですね。


関東地方にリロケートしたチャートにおける4室

そして、次には関東地方にリロケートしたチャートだとどうなるか見てみようと思います。

僕は23才からはずっと関東地方に住んでいるので、実際にはこちらのチャートで見るのが本当はいいということなのだと思います。

こちらのチャートでは、インターセプトという形で、4室は水瓶座と魚座が支配しています。こちらのチャートの場合、先ほどの水瓶座の場合でもルーラーの行き先に少しの変化が出ます。

水瓶座の場合

ひとつずつ順番に見ていくと、まず水瓶座のルーラーは土星と天王星です。

土星の方は、姫路のチャートで見たのと同じで、変わりありません。しかし天王星の方は、10室ではなく9室の方に行き先が変わります。

というのは、こちらのチャートでは天王星が獅子座にあるのは変わりませんが、10室のカスプから5度以上離れるので、5°前ルールは適用されず、9室に在中しているという事になるんですね。

天王星自体は獅子座にありますが、9室は蟹座が支配しているので、意味が変わるということです。ここでは9室のために4室を作るということになりますね。

単純化すると「学ぶために、居場所を作る」ということです。蟹座的な9室という事は、「ものごと、人に共感するような、親しみを感じるように学ぶ。」ということかなと思います。

そしてその居場所については「普遍的な価値観を分かち合えるような、お互いを人として尊重し合えるような居場所の中で、自らも尊敬されるような存在としてありたい。」ということで一緒だと思います。


魚座の場合

そして、リロケートした関東地方のチャートでは、さらに魚座も4室の大家さんということですから、こちらのルーラーがどこに行っているのかも見る必要が出てきます。

魚座のルーラーは木星と海王星です。

木星は2室射手座にあり、2室のカスプも射手座で、これは水瓶座の土星の時の流れと同じになります。

これもやはり、2室のために4室を使うという事になるわけですから、「自分が残したい物のための居場所を作る。」ということになります。ここまでは同じです。

しかしその居場所は、魚座ですから、「見えない世界についての理解を共有できるような人たちと作る居場所の中で自らも尊敬されるような存在としてありたい。」という事になるわけです。

その結果、自分が残したい物はお金かも知れないし、自己価値を高めるということにつながるような何かということになるということに関してはやはり土星の場合と同じになります。

だから、4室から2室に対して、土星と木星と二つの星が関与しているという事になるので、2室に残すものもその分バリエーションが広くなるのではないかという気がします。


さて、もうひとつのルーラー海王星についても書いておきます。

海王星は蠍座にあり、ハウスとしては12室天秤座にあります。ですから、12室天秤座のために、4室を使うという事になります。

12室は「あなたの面倒事」です。ここは雲がかかって見えにくい場所で、ばれると他者に迷惑がかかる場所ということなので、表に出ないような形で、面倒事を片付けるというような感じでしょうか。

「占いやヒーリングなど、表には出せないようなこと(科学的ではないようなこと)を使って、人と楽しく過ごすために、見えない世界についての理解を共有できる人たちと作った居場所を使う。」

こんな風な言葉になりましたが、これはたしかに、これからやりたいと思っていることと合致したことなんじゃないかと思います。

水瓶座方からの流れは4室から2室、さらに4室から9室へと流れていて、さらに魚座の方では、4室が2室のためであり、12室のためでもあるという事ですね。

居場所はこれから残していく物のためであり、学ぶための場所でもあり、さらに占いやヒーリングというようなことを仕事として展開していく場所ということが言えるのかも知れません。


今日のまとめ

元々の姫路のチャートとリロケーションした後のチャートの違いを見てきました。

姫路のチャートにも意味があると思います。元々の地図みたいな感じでしょうか。リロケートしたチャートは今住んでいる場所に合致した地図なので、より具体的に見れていいのかなと思いました。

ここ数日見てきたことと合わせて見ていくと、今の自分がどこに向かうか、どういうことが合っているのか、見えてきますね。

また、この一連のプロセスを経て、リロケーションすることの意味がわかりましたし、必要な場合はリロケーションのチャートを出して違いを見てみるということも大事なことだと思いました。




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