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第弐話 見知らぬ、水晶

【第壱話 女神、襲来】はこちら。

『覚醒』

それは一見、突然カミナリに打たれたかの
ような大きな衝撃のように感じるだろう。

しかし、それはたった一つの事柄が
引き起こす完璧なものなのではなく、
様々なものが連結して生まれた結晶。

その結晶がいくつも折り重なって、
「人生」という美しい水晶を形成していく。


そう、「気づき」と言われる小さな覚醒は、
誰のもとにも幾度となく訪れる。

そして、
人生の転機とも言える大きな覚醒とは、
道を大幅に外れて生きてしまった人に
訪れる、魂の道を歩みはじめるための
軌道修正(きっかけ)に過ぎない。






2019年3月某日。

私は、ソレに出逢った。



それまでの私は、劣等感が非常に強く、
自分の存在が許せないほど大嫌いだった。

顔が嫌い、容姿が嫌い、頭が悪い、
運動神経が悪い、家庭環境が悪い、お金がない、
友達が少ない、取り柄がない、運がない、
自分に価値が見出せない・・・。

それでも、「30歳まで」と親と約束をして、
声優を目指す夢追い人であった。

バイトをしながら、
すべてをそこに注ぎ込んでいた。

その唯一の生き甲斐だった夢さえ叶えられず、
絶望した。。。

「私には何もない」

生きる意味も、希望も、楽しみも、何もない。

日々の生活は苦痛で辛く、
でもそれを地獄と呼ぶには生ぬるい。

「早く死にたい」

そう望みながら、
死に踏み込めるほどドン底ではない。

死ぬ価値さえないような、
ただただ苦痛を感じながら日々を
ゾンビのように生かされている感覚。

いっそもっと不幸であればいいのに、
と他人の不幸でさえも羨ましく感じていた。






私の誕生日は、2月の暮れ。

当時とても良くしてもらっていた職場の上司に
「誕生日プレゼントは何が欲しい?」
と聞かれて、私は答えることができなかった。

すると、欲しいものを探しに行こう
という話になり、私が欲しいものを
何でも買ってくれるとショッピングに
連れていってくれたのだった。



私にだって、物欲はある。

いや、満足に買えない分だけ平均より
物欲が強いのではないかと思う。

ブランドなどの高級品には一切興味ないけれど、
一度「欲しい」と思うと諦め切れないし、
コレクター魂もあったから、今思えば
くだらないものを頑張って全種類集めたり、
大人買いしたりもよくしていた😅

けれど、人に甘えたり、物をもらったり、
強請ったりすることがマジで大嫌いだった。

それどころか、
「誕生日を祝われる」ことでさえ嫌いだった。

「めでたくなんかない」「自分には価値がない」
「生まれてこなければ良かったのに」
と思っていた過去の私は、
違和感と嫌悪感を抱き拒絶していた。



そんな私をショッピングへ連れてって
「たまには贅沢しなさい。何でも買ってあげる」
なんて言われても。。。

以前に日頃の感謝の気持ちを込めて、
私からその上司に誕生日プレゼントをした
ことがあったので、何かしらお礼がしたい
という気持ちは有難かったけれど。

正直、値段ばかりが気になるし、
素敵なものを見せられれば見せられるほど
自分には似合わないと感じて気後れする。

結局、「これを買って」なんて言えず、
グダグダとお店を見て回っただけだった。

一通り見て回ると、良かったものを
もう一度見にいこうか?と誘われるも、
その気になれずにいた。

その時、ふと上司がしていた
天然石のブレスレットが目に留まり、
近くにある天然石のショップを探して
見に行くことにした。



お店に入ると、上司が入口付近にあった
ブレスレットに気を留める。

それは、深みのある紫色の水晶。

すると、すかさず店員さんが
その天然石について紹介してくれた。

「オーラライト23」

アメシストをベースとして23種類もの鉱石が
内包されているとされる石。

知らない水晶だ・・・。



上司が気に入ったようだったので、
これに別の石を合わせて2つのブレスレットを
作れば、ただ買ってもらうのではなく
お揃いで持つものになる。

そう思った私は、そのブレスレットを
手に取ったまま店内を見て回った。

当時の私はアメシストやローズクォーツなどの
メジャーな水晶しか知らなかった。

見知らぬ水晶がいくつも並べられていて、
とても興味深かった。

いつまでも眺めていられそう🥰



程なくして、魔女っぽい雰囲気を纏った
店長らしき女性が、どこかへ出掛けるようだった。

その魔女さんは、私の手元を覗き見ると
「それ、あなたに合ってるわよ」
とそれだけ言い残し、お店を出て行ってしまった。



チーーーーーーン

ん?なんだろう?

とても高い鈴の音のような、
聞いたこともない音が鳴り響いた。

とは言っても、音量としては
それほど大きな音ではなかったと思う。

何気なく音のする方を見ると、
店の奥で店員さんが石に向かって
なにやら金属製の棒のようなものを
クルクル回しているのが見えた。

ヤベェ、何の儀式ですかぁ〜⁉️🤣🤣🤣

謎でしかなかった。



チーーーーン

その場では不思議に思っただけだったのに、
なぜかその音が忘れられなかった。

家に帰っても脳裏で鳴り続ける高い音色。

なんだろう?

気になって気になって仕方がなくなり、
スマホで適当に探し漁ると
ソレはすぐに見つかった。



クリスタルチューナー。

4096Hz。

ソレは、「天使の扉を開く音」と呼ばれる
周波数を奏でる音叉だった。

この音叉によって私は、
本当に天使の扉を開くこととなる。



今思えば、オーラライト23が私の要となる
音叉と引き合わせてくれたのかも。

そう思えば、あの魔女さんの言葉も頷ける。

そして、オーラライト23と引き合わせて
くれたのは上司です。

小さな結晶がピタピタピタッと
パズルのピースのように合体して、
私のなかに大きな変化となって現れた。

ここから、私の真実の物語がはじまる。


つづく・・・♡






私のなかのシンジくんは、
音叉によって癒され、導かれながら
様々な困難を乗り越えて
ここまで成長することができました😁✨

だから、この音叉ヒーリングをより多くの人に
知ってほしい、たくさんの人を癒したい、
という熱い想いで活動しています。

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