東大第二外国語アンケート集計結果⑦〜イタリア語編〜
東大の第二外国語でイタリア語を選択した人は、その選択を今どう評価しているのか? そもそもなぜイタリア語を選んだのか? そういった疑問に答えるべく、また、新入生の第二外国語選択の参考にしていただくべく、このnoteをまとめました。
このnoteでは、Angel*(Twitter: @angelic_UOT)がTwitter上で実施した、東大生に対する第二外国語のアンケートの結果を報告しています。アンケートの概要や他の外国語情報についてはこちらをご覧ください。
なお、アンケート回答者のうち、イタリア語選択者は51人です。やはりマイナー言語なだけあって、サンプル数は少なくなってしまいました。
イタリア語を選択してよかったか
イタリア語を選択した東大生は「イタリア語を選択してよかった」と思っているのでしょうか。
結果は以下の通りです。
肯定的な評価が82%を占め、否定的な評価は2%(1人)に過ぎません。
他の言語と比較すると、ダントツで肯定的評価を得ています。
イタリア語を選択してよかったと思う理由
それでは、「非常に良い選択だった」「良い選択だった」と回答した人のその理由を見てみましょう。
主に言語・言語文化圏の特徴や授業に関するもの
・同様に文法事項が簡単とされているスペイン語と比べても、格変化が存在しないなど、より簡単だと思う。
・先生方が優しい。文法・語彙が英語とけっこう似ている。発音が簡単。
・楽勝だから。
・点が出やすい。
・イタリア文化に触れられたから。
・授業ろくに理解してなくても70点台貰えるから。
主にクラスやクラスメイトに関するもの
・平均的な東大生が多く、ウェイは少ない。
・クラスがゆるい。
・クラスが楽しい。
・マイナークラスならではの仲の良さ。
・マイナー言語という特別感というか一体感が楽しい。「スペウェイは怖いけど楽単が良い」といった和やかなクズが多くて打ち解けやすかった。
イタリア語は、英語と似ていて、授業や成績評価もゆるく、簡単という意見が多かったです。
また、クラスの雰囲気については、ゆるい雰囲気でマイナー言語ならではの一体感がある恵まれた環境のようです。
イタリア語を選択して悪かったor「どちらとも言えない・わからない」と思う理由
逆に、「非常に悪い選択だった」「悪い選択だった」「どちらとも言えない・わからない」と回答した人のその理由を見てみましょう。
主に言語・言語文化圏の特徴や授業に関するもの
・イタリア語そのものは難しすぎず、おもしろかったが、教員が今ひとつだから。
主にクラスやクラスメイトに関するもの
・言語としては恐らく学びやすいのだが、楽単と聞いた人が集まったようなクラスなのでグループ活動やシケ対などの務めを真面目に果たしてくれない人が多いから。
なぜイタリア語を選んだのか
それでは、イタリア語選択の東大生はなぜイタリア語を選んだのでしょうか。任意記述で理由を書いてもらったところ、以下のようなものが挙げられました(回答数23)。
「どんな基準で第二外国語を選べばいいんだろう」と考えている新入生は参考にしてみてくださいね。
楽そうだから(11人:回答者の約半数)
・単位を取りやすいと聞いた。
・楽に点や単位が来やすいと噂で聞いたから。
・大仏しかいないと聞いた。
クラスの雰囲気(4人)
・チャラくない。
・スペイン語よりは地味な雰囲気かと思ったから。
・仲がいいと聞いた。
イタリア語に興味があった(3人)
・「フランス語選択だったけど、イタリアに興味があってNHKのラジオ講座などでイタリア語を勉強し、ヨーロッパ旅行をしていた。イタリアに知り合いがいて、そのお家は~で、、、(続く)」というような話を小さい頃から母親から聞いていたため、イタリア語に興味があり、選択した。
半数近くが「楽そう」という理由でした。
最後に
イタリア語は総じて学びやすい言語であるようです。また、クラスの雰囲気としては和やかな雰囲気のようです。
※このnoteを読んだことによっていかなる損害を被ったとしても、その責任は負いかねます。
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