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美術で楽しく知る西洋占星術 牡牛座

🖼️今回の絵は牡牛座に関連

『エウロペの略奪』ティツィアーノ作
油彩・キャンヴァス/178 x 205cm
イザベラスチュワートガードナー美術館蔵

『エウロペの略奪』は、イタリアの盛期ルネサンスの巨匠ティツィアーノが1559年から1562年にかけて制作した絵画。
この作品はティツィアーノがスペイン国王フェリペ2世のために制作した7点からなる神話画連作の1つ。
絵はゼウス(ローマ人へのジュピター)によるエウロペの誘拐の神話を描いています。
神話では、神は雄牛の形をとり、エウロパに背中に登るように誘惑しました。
背中に乗ると雄牛は海に入り、彼女をクレタ島に誘拐してしまいます。
こうしてエウロパはクレタ島の最初の女王になり、ゼウスとの間に3人の子供を産みました。
エウロパはヨーロッパの名前の語源となりました。

ギリシャ神話は女性にとって酷いものが多いですね。
普通に誘拐略奪の場面を描くのは西洋絵画では当時は許されず、神話として描いたんです。

今回は牡牛座関連の絵画でした。

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