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開業準備①

どんなに予約制とうたっても初めの1年くらいはどんな国の患者にも謙虚に行きたいものです。英語が苦手な医師は外国の方を受け入れない!!と頑なに言っていたのですが、でもそれは言葉の壁で誤診に繋がりかねないことを懸念してのこと。しかし、場所柄学識のある大学院生や研究生が多いため様々な国の方が直来します。初めは、事務と看護師でお断りもしていましたが、患者が増えていく中で待合室にほかの患者がいるのにだんだん断りづらくなって行きました。ある日、どうしても診てほしいとスマホの翻訳画面を見せながら懸命に訴えます。そりゃそうです。今時、翻訳できるものがたくさんあるのに診察を断り続けられる訳はないのです。英語が苦手でも、声が出せなくても、意思疎通ができなくても、私たちは表情や声のトーンなどに耳を傾けろと教えられて医療従事者になりました。あんな大昔に比べたら、翻訳してくれる機器がある、持ってくる、大した時代じゃないか!!

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