摂食障害になったきっかけ

まず私が摂食障害になったのは5年前の夏でした。当時付き合っていた彼氏が
とてつもないガリガリ好きで35kg以上は
デブだと言うような男性でした。

当時、私は彼しかいない。彼が私の全てだと
彼のためにダイエットを決意しました。

ですが元から太っておらず、40kgという体重
でしたので、全く落ちずなんでだ、
なんでなんだろうと自分を責め苦しんでいました。

当時の彼氏は私が痩せないことを責め
たべたら指を突っ込み無理やり吐かせてきました。

ですが、当時の私はまだ未熟で男性経験もなく
彼の言ってることが正しい。
彼がいないと生きていけない。
彼が痩せていく私を見て喜ぶ姿が
うれしくてうれしくてたまりませんでした。

食べたら指を突っ込まれるというのが習慣になり、自らチューブ吐きを覚えました。
(チューブ吐きをしってほしくないので
詳しくは書きません。)

ゆで卵を1日かけて少しずつ齧って、
それを吐く。
下剤や利尿剤で身体のあらゆる水分を抜く。

そうするとみるみる落ちていきました。

38kg
35kg
32kgになった時の彼の嬉しそうな表情が忘れられずもっと痩せなきゃ、痩せたら愛してもらえる、そんな状況に陥っていました。
それが嬉しくてどんどん食べたら吐く食べることは悪と自分に言い聞かせてました。

29kgになった時に30kgの壁を超えた時の彼の喜びが尋常ではなく拒食に貨車をかけて、
当時の私はこれが拒食症だと認識していませんでした。

26kgになったとき、街を歩けば、
あのこきもちわるい。痩せすぎ。
そんな言葉が褒め言葉に感じてていたほどです。

そして、23kgまで落ちた時私は
歩くことすらままならなくなり
歩くためには杖が必要。
座ることも困難なため、鼻からチューブ
もしくは点滴で延命しました。

そんな姿を見て彼は喜びました。
介護が必要な私を喜んで介護しました。

今考えるとあんなおぞましい行為
何でしたんだろう、私はなぜ綺麗になれないのだろうとふと何も考えずに5階から飛び降りました。

結果、5.6年前から
私の身体には背中にボルトに8本。
かかとにプレートが入っています。

彼と別れたあとも、私には
痩せていることが価値だ。
痩せていなければ生きている意味などない
そう思い続けていました。

摂食障害は呪いです。
1度かかったら、完治したと思っても
再発率がかなり高いです。

現に今、私は23kgだったあの時の自分に
戻りたい。そう考えてしまっています。

ですが、二度とあんな生活をおくりたくありません。

少しずつ、少しづつでいいので
今の自分を愛せるようになりたい
そう願っています。

だから、摂食障害を持ってる方
一緒にがんばりましょう。
いや、頑張らなくていいです。
あなたのペースであなたのやり方で
一緒に前を向いて進んでいきましょう。

痩せたいという固定概念は消えてませんが、
わたしは今罪悪感なく普通に食事が
取れています。

あなたのいきる理由になれますように。

わたくしのようなものの長文
読んでくださりありがとうございました。

摂食障害をなおしたきっかけは
次回、投稿致します。


御坂あい



御坂あい

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