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#6 私と母の戦闘日記

就活を終えてからの私は、研究にのめり込んでいった。今しかできないことをしたい、と恵まれた環境に感謝しながら充実した日々を送っていた。

この日々を送る中で私は、両親にとても感謝した。お金をかけてまで、この環境に進むことを許してくれたこと、また、認めてくれたこと。やっと親が認めてくれるような自分になれる気がして、必死に頑張っていた。

しばらくして6月の頭に私は就活を終えたことを母親に伝えたのだ。

「希望の企業に内定もらえたから、その企業に行こうと思う。」

『そう、どんな会社なの?』

「◯◯系の企業で、〜という職種で決まったよ。」

『そう、よかったわね。お父さんには、もう少ししてから伝えてね。』

・・・

私の家庭には、父親に伝える前にまず母親に伝える。というシステムがある。全ての物事を伝えるにはまず、母親へ。そして母が父との調整をとり、私に反応が帰ってくる、というものだ。

変なシステムだと今でも思うが、私は父と連絡を取るのは上辺だけ。そんな感覚さえ持っていた。なんなら母親とさえも本心で話していたのだろうかと思うほど、私には、あまり本音で話す感覚がわからなかった。だからこそ、家族という概念もあまりなかったのかもしれない。

そうこうしているうちに、6月末になり、私は父親に電話で伝えたのだ。

そして、戦いが、本格化していく。

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