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#2 私と母の戦闘日記

2017年の冬、私は、金銭的な面から、そして自分の将来を考え直し、就職活動をすることを決意した。

博士まで進むと思っている母に少しは伝えておかないといけないなと感じ、軽く伝えてみたのだ。

「今後だけど、就活もしてみようと思ってる。」

『院にそのまま残るんじゃないの?』

「その方向性も考えてるけど、両方してみてから考えたい。」

『そう、分かった。。。』

浮かない声を聞きながら、さらっと電話を切ったことを覚えている。

うまくやらないと親は認めてくれないのではないか。そして、だからこそ、少しは就活のことも伝えておかなければと、どこかでぼんやりと思っていた。

・・・思っていた。明白にその理由は分かってはいなかったけど。

ただ、頭のどこかで、警報が響いていたのだ。危ない橋を渡ろうとしているのだと。

そしてそれは、現実となった。



その時は想像もしていなかったのだ。

半年後、泣きながら母の叫び声を電話口で聞くことになるとは。


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