10/10 明治安田生命J1リーグ第21節 vs大分トリニータ


台風直撃とはならなかったものの、ニッパツ三ツ沢競技場は事前の予報通り一日中雨。そんな悪天候の中行われた試合で、横浜F・マリノスは4−0というスコアで大分トリニータを相手に勝利を収めました。

今日の試合の勝利で、私はまた横浜F・マリノスというチームの伸び代に気付けたような、そんな気がします。

以下、そんな中観戦をしたJ1リーグ第21節 の備忘録として。

**このnoteは戦術レビュー等ではございません。



去る水曜日に現実的な目標として残されたタイトルを悔しい形で逃してから日も経ないまま、今日の試合を迎えました。

事前の予報通り雨は止む気配もなく降り続き、かつ会場は屋根がないニッパツ三ツ沢球技場。その影響もあってかスタンドには空席が目立ち、先週の神戸戦(7,279人)はおろか、平日ナイター開催だった柏戦(4,785人)よりも少ない観客数(3,675人)でした。

それもそのはず、私は柏戦がいわば”今シーズンのひと区切り”と捉えてもおかしくないような、そんな試合だったように思うのです。


その”区切り”から迎える今日の試合。死力を尽くした試合の後はいくらか気持ちが切れてしまい、思うようなパフォーマンスが出せないことは”スラムダンク”で描写されるあのシーンに代表的されるようにスポーツ界ではよくあることです。それに加えて先述の気候・客入りだったので、観ている側の自分たちも含めてどこか緩い雰囲気があるのではと、そう思っていました。モチベーションの置きどころが難しいな、といった具合に。

もちろん、選手個々では様々な思いはあろうと思います、マツケンは今日の試合に相当期するものがあったはず。ただ、全体で見れば先日までのような”ピリッと”した空気感はどうしてもなかったように感じたのです。


ただ、今日のマリノスはそんな空気感をものともせず、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。気の緩みがちな条件が揃っているにも関わらず、高い集中力を維持し無失点。伊藤槙人は久々の4バックでのスタメンでしたが最後まで体を張り続け、和田拓也は驚異的な走行距離でチームを支えました。そして、先日泣きじゃくる姿が印象的だったエリキは途中出場から2得点。改めて、このチームの底力を感じることができました。

そして何より、今日の試合は今までチームを支え続けてきたチアゴとマルコスが共に未出場でした。現在のマリノスは個々に見ても素晴らしい選手の集団ですが、その中でもこの二人の存在感はまた別次元。同じく離脱中の仲川テルも含めた、昨シーズンのベストイレブンであり”アンジマリノス”の主役である彼らが不在でも勝利ができたことに、また新たな成長を感じました。


もちろん、戦術を紐解けばまだまだ課題はあるでしょうし(得点の形も含めて)、手放しで喜ぶだけではいけないのは事実です。


ただ、今日の勝利からはこのチームがまた新しい姿をこれから見せてくれるようなそんな期待感を抱かせてくれると共に、また皆で手を強く繋ぎ直して、また新たな目標に向かうチームを追っていきたいなと感じさせてくれる、そんな試合でした。

これからのマリノスも、また楽しみだな、と。


いやー、びちょびちょだけど、行ってよかった。

*長ったらしく書きましたが、要は”エモすぎてエモい”ということが言いたいだけのポエムでした。


おわり

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