Anesth_Earth

麻酔科医です。ここにはあんまり麻酔と関係ないことを書こうと思っています。

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最近の記事

伝えるということ

小学生の頃の思い出話。当時の私は全然自分に自信を持てないヘタレだった。ただ、担任の先生はなぜかほんの少し私に目を掛けてくれていた。公教育で教師が特定の生徒にそうすることはアウトだから、本当に分かるか、分からないか、ぐらいの目の掛けようだったけれども、「期待されている」というのが心の支えになって大嫌いな学校にもなんとか毎日通えた。 現在と違って当時の私は人の感情に敏感過ぎるほど敏感、つまり人の顔色を窺いすぎるところがあったから人の善意も悪意も数倍に増幅されて感じ取ることができ、

    • ロングスリーパーはどうやって生きていけばいいのか。

      不規則な睡眠には耐えられるが、睡眠不足そのものにはあまり耐えられない。Mystatsというアプリで自分の生活ログをとっているのだが、平均すると八時間/日寝ている。平日は短めで週末に寝溜めして取り返す感じだ。同業者の中では多分多く寝ているほうだと思う。 一番不規則な生活を送っていたのは大学受験浪人の頃で、二日起きて一日寝るという、自転周期が明らかに太陽系外の星の生き物だった。多分、何の制約も無ければ、これが私にとってはベストの生活サイクルなのだろうと思う。今でも三日サイクルで

      • 問題を抱えつつ生きる

         毎日、起こった問題を全部解決しながら生きて行けたらいいけど、現実は中々そうはならない。例えば治らない病気を抱えてるとか、子供が全然勉強しないとか、職場の人間関係とか…。  国家レベルだとアイルラインド問題を抱えるイギリスとか、北方領土問題、尖閣諸島問題その他を抱えるどこかの国とか。イギリスもそのどこかの国もそういった問題を抱えつつも繁栄し、衰退した。解決の努力をしなかったわけではないけれども問題は問題としてずっと抱え続けて今に至る。ただ、一番大事な問題を解決したから繁栄し

        • 塾通いなしで高校受験は可能か。

           私自身と同じ悩みというか疑問をもちつつ、息子が今受験勉強をしている。親に似て塾通い、習い事が大嫌いなのだ。私の住む地域はわりと公立高校が伝統的に強く、学力トップレベルは公立と私学がいい勝負をしている。私自身が高校受験をしたのは30年以上前だが、当時既に進学塾なしでトップ校を目指すのは無謀とは言わないまでもわりと困難だった。通っていた中学からは10-20人程度が例年トップ校に合格していたが、塾に通っていないのはその年は私だけだったと記憶している。夏期講習だけは受けたのだが、あ

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        • フランケン
          1本
        • 歯科
          0本

        記事

          極悪プロバイダとの戦い

           実家に帰省したら父親の顔が暗い。聞くと昨日、「NTTの代理店の者」を名乗る者が電話をかけてきて、あくまでもNTTの手続であるかのように装い、懇切丁寧にパソコン操作を教えてもらってフレッツ光から他社へのプロバイダ移行手続に必要な転用者番号の発行まで誘導された。今度は「アイエフネット」から間髪問わず電話がかかってきて、「現在よりもインターネット料金が安くなる」との長いセールストークがはじまり、名前と電話番号、住所を聞き出された上で、すぐに契約書類を送るでやっと話が終わり、最後に

          極悪プロバイダとの戦い