会いたい人には会っておこうってハナシ
GW中に飲み会を予定していた、中学からの大親友とそのダンナのアタシの幼馴染。
ギリギリになっても日取りの連絡が無くて、「仕事、お休みもらわれへんかったんやろな」ぐらいにしか思ってなかったんだけど。
なんとなんとまあ、幼馴染が先々週、急性心筋梗塞で倒れたと!
幸い、大親友と一緒にいる時間に倒れたらしく、救急搬送されそのまま手術になったのだとか。
コロナ感染予防の観点から、搬送されてから退院になるまで、一目も会わせてもらえないワ、主治医とも会えないワ、で大親友はずーっと不安な1週間を過ごしたって!
オイオイ、連休明けには五類になんだろ?
もうイイんじゃねぇか?
せめて意識が回復するまでは付き添いできるようにしたれヨ。
結局、酒なんぞ飲んどる場合ではないので、飲み会は流すコトにした。
幼馴染は退院の日に
「今日はドコで夕飯するー?」
って飲む気満々やったが。
アタシが
「アホか、貴様。
ええか?カテーテル手術は再発の可能性、あんやで?
当分の間は禁酒やし、禁煙や、ボケ。
○○残して先死にやがったらシバくど?」
と言い放ったが、さてさて、どうなったものヤラ。
幼馴染は倒れた時に、近くに誰か居たからコト無きを得た。
夫君の親戚には病院に入院中にも関わらず、急性心筋梗塞で亡くなった伯母がいる。
骨折によるケガの入院だったのでバイタル測定器を着けてなかった。
着けてたら絶対に助かっただろうに。
個室だったし、発見が遅れた。
夕食を運んできた看護師が倒れている伯母を発見した時はもうすでに手遅れだった。
急性心筋梗塞は処置の早さが生死を分ける。
幼馴染はラッキーな時に倒れたと思う。
47歳。
死んでしまうには早すぎる。
親友を一人残して死ぬだなんてコトになったら、ホント殴ってやるからな!
って死人を殴るなんて罰当たりにも程がある。
自分達もそういう年齢に差し掛かったんダナ
そう実感せずにはいられない。
幼馴染に
「アンタはすぐ無理するじゃん?
もうアタシらも若くなくてあんまり無理も効かないんだからサ、少しは休むコトもしないとだよー」
と言ったのが昨年の11月だったか。
まさか本当に倒れるとは思ってなかっただろうが、コレで良いクスリになったコトだろう。
「死」
生ある者はやがて死す。
万人、そのさだめからは逃れられない。
「だけど自分はまだまだ先のコトだろう」
どこかそういう考えがアタシ達アラフィフの中にはあるかもしれない。
でも「死」は案外と近くにあるモノだ。
明日どうなるか、なんて今日の自分にはわからない。
早い、遅いも関係ない。
「その時」はいつも突然にやって来る。
アタシは大丈夫
そんな保証、どこにも無い。
アタシの大切な人達もまだまだ大丈夫
それもまた約束なんかされてない。
幼馴染が倒れた事は、そんなコトを考えさせられた一件。
夫君の親戚には他にも「なんでそんなコトになるんだ」って最期を迎えた人がいる。
夫君の従兄弟の奥さんは、一人、誰にも発見される事なく亡くなった。
夫も子どもも両親もいたのに。
旦那様である従兄弟は遠く県外に単身赴任していた。
もう何年もそうで、盆暮れ正月ぐらいしか帰省しなかったらしい。
娘も東京に就職し、家を出ていた。
息子は全寮制の高校に通っていて自宅にはいなかった。
近くに住むはずの自身の両親も、伯父伯母も、頻繁に連絡を取り合っていた訳ではなかった為、まさか娘の身に、嫁の身に一大事が起きているとは想像だにしなかったのだろう。
電話を掛けた息子が
「おかしい、母さんが電話に出ない。
何かあったのだろうか?」
と帰宅した時には、死後何日か経っていたようだ。
変わり果てた母の姿を見て、息子さんは何を思っただろうか。
警察も入ったが、両親や伯父伯母は取り乱しているし、冷静な判断ができるしっかりした大人が居なかった為、義父と夫君が実況検分に付き添った。
死因は脳卒中。
彼女は家族がいるにも関わらず、孤独死という最期を迎える事になった。
彼女はまだ50代と若く、いわゆる「独居老人」ではなかったので民生委員の方が出入りする事もなかった。
なんて皮肉な話なんだろう。
倒れた時に誰か側に居れば一命を取り留めたのかもしれないのに。
いつどんな死を迎えるかなんてわからないもんなんだなぁ、既婚してダンナがあり子どもがある身だからと言って、最期の時を誰かに看取られ、幸せに逝けるとは限らないんだ…
まあ、誰かに見送ってもらえたからと言って幸せだとも言い切れないのだが。
昨年、義母が突然亡くなったコトで、アタシの中にある「生」への考え方が少し変わった。
人はやがて死す
この事をアタシは誰よりも理解していると思っていたが、コトバを額面通りに捉えるコトと「生」と向き合うコトは全くの別モノだって考えさせられた。
別れは突然やって来る。
ああもっとこうしておけば良かった。
そう思う事はたくさんある。
自分が死ぬ、それよりも誰かを見送らないといけない方がずっと辛いんだ。
アタシはそれを誰よりも知っていたはずなのに、いまさらながらちゃんとわかっていなかったナと気づいた。
見送った人に対して後から
「ああすれば良かった、こうすれば良かった」
そう思ったところで何もできない、してあげられない。
大切な人には会っておかなければならない。
そう、お互いが生きてるうちに。
あの世で
「こんな事もしてあげたかったんだよ、ああしてあげれば良かったネ」
なんて聞かされても仕方ない。
今、生きてるうちに会って、たくさん話さなきゃ。
会って向き合って、自分の思いを伝えておかなければならない。
感謝の気持ちはちゃんとコトバにして
「ありがとう」って伝えなきゃ。
そう思うようになった。
妹が
「最近、父ちゃん、スゴイ痩せたんだよ。
たった2ヶ月の間にひと周りもふた周りも小さくなるなんて、どっか悪いんじゃないカナ…」
なんて言うモンだから、慌ててGWに子ども3人連れて(夫君は仕事なので仕方なく置いて行った)会いに行ってきた。
父ちゃんは
「最近、ダイエットしてん。
めっちゃ歩くしな、畑仕事してんで」
と言った…
妹よ…
父ちゃん、71歳にしてダイエット、やて…
「ワシ、今、人生最高に健康や!」
良かったナ、父ちゃん。
そりゃそりゃ、ホンマ、元気で何よりや。
母ちゃんは
「父さんと畑行ったらケンカになるけん、私は行かんのヨね。
そしたら私は逆に太ったワ!
父さんのせいヨ⁈」
イヤイヤ、母ちゃん。
もうそろそろケンカせんと仲良ぉしいや…
父ちゃんも母ちゃんのイヤミ、右から左にサラ〜っと流しよぉし。
「アンタらネ〜…
ま、ケンカするほど仲がエエっちゅうこっちゃナ。ホンマこれどっちか先に逝ったら寂しゅーなって毎日泣き暮らすデ」
とアタシが言ったら、左母ちゃん、右父ちゃんで
「絶対ない‼︎」
ってステレオで叫ぶ。
…間違いない、絶対コイツら泣く。
義父が同じコト言うてはったけど、実際女房に先立たれてからと言うモノ、毎日泣き暮らしとるから。
今回はお休みの日程が合わず、会えなかったんだけど、次の日曜日にでも伯母にも会いに行っとこ。
母ちゃんの姉ちゃんなんだが、アタシのコト実の娘のように可愛がってくれたからなぁ。
ホント、結婚してからというモノ、不義理してそうそうは会いに行けてない。
アタシが一番世話になっとんのに、妹と一緒に娘のほうが頻繁に会ってるって、なんと罰当たりなコトか。
会いに行けるうちに会って、たくさん話しして、感謝の気持ち伝えて…
大事な人達の幸せを願っていかなきゃネ。
そんなコトを思うGW最後の日曜日の朝。
さあ、今日もやるコト目白押しや!
キバってこー‼︎
シーズンもあと1ヶ月強、明日からまた怒涛の週6勤フルタイム、なんとか生き抜くゾー‼︎
暑くなるのがツライんだよなぁ…
作業は寒いぐらいがちょうどいい…
汗かくとシンドイ…
こりゃ痩せるゾ〜(?)
だけどね、汗かいても痩せないのよね、夜、ビールをキューっと引っ掛けたらチャラだもの。
ビールの美味しい季節が来るネ〜。
それはそれで幸せだなぁ〜。
アナタの毎日も幸多きコトをお祈りしますネ〜!
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