忘却の彼方へ

しばらく経つまで気づかなかった。

自分が座った席が、彼と最後の会話をした場所だったことに。

車のオイル交換の待ち時間に、ふと立ち寄ったマクドナルドの私が座ったその席は、5か月前に彼と最後に話した場所だった。

5か月間、行きつ戻りつしながらも自分の心が離れ切らない苦しさを抱えていた。少しずつ変わってきているそう感じることができたのは、その瞬間だった。ちゃんと忘れられてるんだ、と思えた。

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369字
私の赤裸々なる恋愛話 ゆっくりとお楽しみください。

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