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上司に合コンを企画してもらった話。

 以前の職場で残業していた時の話。システム担当のみが残ってパソコンカタカタしているときにわたくし(女性、当時20代半ば)が「こんなんじゃ結婚できないよーーー」と絶叫したら、同じく残業中であり、残業の本丸であるところの課長が「わかった、すぐになんとかしよう」と言い出した。今思えば、職場で残業中に絶叫する若手って結構ヤバいな。たぶんメンタル限界だったんだろう。

 と、上司はそのままケータイを手に席を立ち、窓辺でどこかに電話をかけ始めた。通話が漏れ聞こえてくる。上司:「本部の若手をすぐに集めろっ」ちなみにこの上司はとある大企業から期間限定で出向してきている方で、察するにどうやら私の合コンを企画するために本社に電話してくれているらしい。

 翌日。朝イチでメールを確認すると、見知らぬメールアドレスから「hogeさんからのご紹介でご連絡させていただきました」といったタイトルの合コン企画のためのメールが彼の元部下から来ていた。たぶん上記が電話してから12時間以内の連絡だと思う。そういうわけで無事、上司の元部下メンバーと弊社未婚女子メンバーとの合コンが企画、実行された。結果として私はご縁がなかったのだけど、飲み会として大変楽しかった。この残業合コン事件これからもこの上司に着いて行こうと気持ちを新たにする大きな出来事となった。
 職場の同年代の異性の同僚からの私へのプライベート面での評価はあまりわからないのだけど、一方、上の人にとっては、私は公私に渡り面倒を見てやりたくなるタイプらしい。特に残業が続くと明らかに服装がヤバかったりするので、そのあたりが上の人から見るとどうにかしてやりたいと思わせるのではないだろうか(一番ひどい時はH&Mのスウェットで山手線に乗って通勤&出勤していた)。普段スッピンだし。来客あればメイクするんだけど面倒で…。仕事でばっちりメイクすることに謎の抵抗がある。というか普段もあんまりメイクしないんだけど。女子力?なにそれおいしいの?プロジェクトマネジメントにひつようなの?

 本当はそういうのも大事ってわかってるんだけどなあ…でもおしごとのほうが大事だし…朝眠いし…メイクは落とすのもたいへんだし…

 んー、でも結婚してみて、やっぱり私には女性としての魅力がないことがひしひしと身に沁みて分かったので、しばらく婚活はいいかな、と思います。うん。合コンよりも上司達と飲みにいく方が普通にたのしいような気がする。話題がメインフレームの昔話に限定されたりSNAだったりしても私は平気だし(理解できるとは言っていない)。変なのかな?まあ適材適所ということで。


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