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焼岳登った話

こんにちは、三日坊主が過ぎて半年以上放置しちゃいました。
ほしのたね横井です。
いざこういうとこでちゃんと書こうってなると難しいですね。

先日、作業用にうっかり山を登る動画を流してたら懐かしくなったので焼岳に登ったときの思い出をちょっとだけ書き出そうと思います。
といっても登山歴は全然ないし、そんなに知識があるわけでもないので間違いだらけ、その道の人からしたら発狂したくなる程度の有り様かもしれないのでそこんとこご容赦ください。いっくぞー

日程、確か2014年8月の末だったと思います。
「この辺はいつ噴火してもおかしくないからねえ、覚悟して登ろうねえ」と、山に慣れた方の先導で登っていったのですがその1ヶ月後にお隣認識してた御岳山が噴火してたのでちょっと笑えませんでした。テレビ見て顔が青くなるのってこういうことなんだなと実感。

新中の湯ルートから登っていきました。中の湯ルートではなかったはず。
登山口から90分程、森の中を散歩するような道が続きました。緑がわさわさしていて、思ったより涼しかったのを覚えています。標高高いしね。ちょっと曇ってたかも。すれ違った方に挨拶したら「この先熊でたから気を付けてね」と言われました。一応鈴は持ってたんですが、いるよね〜〜!!ってなった。鉢合わせないように祈った。(結局出会いませんでした)

としてゆくがゆくがゆくと、途端にぱっと視界が開けます。ここが噂の森林限界というやつか。熊笹がこれまたわさわさと生えていて、これから登りにいく山のごつごつした岩肌がとっても綺麗に見えました。目標が見えて、あれに登るのか〜〜!と思うとテンション上がるよね。ちょっとだけ高所恐怖症の気がありますが、まあ、地獄覗き(※)もいけたし平気やろ……(慢心(足が震えている
(※)千葉県房総半島の鋸山。切り立った崖に突き出した岩場から下を覗き込むことができる絶景ポイント。ロープウェイもあるので遺跡好き・お寺好きにはぜひオススメしたい山。ただ正規ルート以外はめっちゃ危険です、低い山といっても山は山なので。

岩っぽくなった道をこれまた歩いていくと、ひゅーっと風が時折吹くんですよね。それがまた気持ち良いのなんのって。下にいたときは曇ったり霧っぽい感じ(登山用語で「ガスが出る」というらしい)があったのですが、ここを登りはじめてからは晴れてました。そのうち熊笹もなくなって、高所に生えるような草がちょぼちょぼとある程度。それと、時折行く先の岩々に○って書いてるんですよね、多分正規ルートだよ〜という印だと思うんだけど。
結構登ってきたなあと後ろを振り返るとまあ絶景。風が吹く度に、今まで登ってきた傾斜に生えてる草が波打つように揺れている。ここまでヒイヒイ泣き言を言いながら登ってきたのですが、うっわよかった〜〜!!ってちょっと感動しましたね。あの道を登ってきたんだなあ、という感慨。ここまでの道程が可視化されてしまった充実感。たまんないですね……
それと、なんだか近所にお散歩にくるような格好で登山されてる方もいて、ご挨拶したときに(すげ〜〜慣れてんだなあ〜〜)と思ったりしました。格好に関しては人のこと言えない(ツナギで登った)

そして峰に到着!ここだけでも超絶景!
周りの山や景色に雲の影が落ちてるのが分かる!それが動いてる!ひゃ〜!

たまらないですね……(2回目

山頂まであともうちょい!
噴煙の出ている岩場の隣をよじ登りながら登頂を目指します。
ほんとにただの岩場で、体力的にも高所的にも怖かったのでここまでにしておこうかなと思っていたのですが、せっかくここまできたからと登っていくことにしました。
汗が噴き出す……クライミングってこういうやつをいうのか……後ろこっわ……などと思ったり思わなかったりした気がします。

そして焼岳北峰頂上に到着‥…!
あそこが穂高連峰だよ〜〜なんて教えて貰ったと思ったのだけど正直思い出すために資料を見るまで忘れてました。穂高の山というだけは覚えていた。
標高2,444.3m!超初心者でしたがよう登ったな!と思いました。
風が強かったんですが、気持ちよかったですね……
30分くらいあちこち見て回って、少し下ったところで昼ご飯を食べました。梅干しの塩握りに沢庵というオーソドックスすぎる昼飯ですが、固めに炊かれた米と塩っ気のある梅干しがめちゃめちゃ美味かったです。極上。

下りのことはよく覚えていないのですが、足場どこにしたら良いか考えるのが苦手すぎてめちゃめちゃ介護してもらってしまってました。ありがとう友人。申し訳ない。

登って下りてきて、その後は何にも覚えてないのですが、筋肉痛が酷すぎてしばらくペンギンのような歩きと言われていました。ただ今思い返すとめちゃめちゃ最高だったなあ。
山、登ってる最中や下りてきてすぐは「もう二度と行くものか……!」と心につよく思うのですが、時間が経ってみると良かったなあと思っちゃうので不思議ですね。また行きたいなあ。

あの辺りは山に登らなくても上高地の散策が最高なのでオススメしたいところです。大正池もそうなんですが、梓川がめちゃめちゃ綺麗なんですよ〜〜!つり橋楽しいし!最高!!

ということで思い出をつらつら書いたのですが、やっぱり海でも山でも人の手が入りにくいところに遊びにいくわけなので、当然「ゴミはお持ち帰りしましょう」ですし、命の危険については考えないといけない気がしています。山で遭難したらどうするだとか、遭難しにくいようにどうしたらいいとか、当日の天候や服装についてだとか、そういう危機管理についての知識はしっかり蓄えた上で、最大限警戒しながら自然とのお付き合いを楽しんでいけたらいいなあと思います。

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