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トットちゃんの校長先生みたいな大人になればいい(あね)

のっけより訂正します。私は「書く」ことが好きというより、「考える」ことが好きなんだと思った(気づき)。書くことは考えを整理する作業で、言葉はツール。

一方で、あなたは、言葉そのもののもつ性格や感覚、あるいはその言葉が使われることで生み出される情景のようなものが好きなのではないかな。「書く」ことが苦手なのでなく、言葉をうまく並べていくことができない時に、戸惑ってしまうのではないかしら。文字が絵のように見えるとか、数字には性格があるとか、昔言ってたよね。あなたには、私には見えていないものが見えているのだと思います。 

見えているものや聞こえているものは、人により違うのだと気づいたのは、もうだいぶ大人になってからです。それこそ、養護学校の生徒だったのぶちゃんがいつも楽しそうなのは、頭の中に好きなものがたくさん浮かんで、好きな音楽がたくさん流れているのだと。たけのこの声も聞こえていたのかもしれないな。

いい子ってねぇ。子どもは善も悪も知らずに生まれてくるのに、親にとって育てやすい子、大人の言うことを聞く子がいい子になってしまう。それを知っていた子どものあなたは苦しかっただろうね。トットちゃんはそれを知らなかったから苦しかっただろうね。あなたは校長先生のような大人になればいい。子育てはね、みんなでやるものだから。本屋のおばちゃんだって、子育てできるんですよ。全く不真面目な学生だった私だけれど、津守真先生の、「教育とは、子どもの育つ力を信じること」というお話が、心に残っています。ガチンコ勝負の養護学校時代だったけれど、子どものことを信じていた。裏切られることもたくさんあったけれど。

ところで、あなたのもつ言葉や数字の感覚について、もう少し教えてもらえないかしら。

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