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ビデオポッドキャストを試してみた

ビデオポッドキャストという概念に頭を悩ませている。

ポッドキャストは作るのも聴くのも大好きなんだけど、ビデオポッドキャストにあまり魅力を感じたことがなくって。体験がよりリッチになると言ってもうーーん…そこまでのリッチさを感じたことがなく困ってしまっている。

ポッドキャストだからこその、音声だからこその良さやメリットについてはだいぶ理解を深めてきたけども。Youtubeで活躍してきた人たちの「対談動画」を超えるPodcast作りは極めて難しい、というかそれってYoutuberじゃないのか?と思ってしまう。

Podcast的なYoutubeはわかるけど、Youtube的なPodcastは「そらYoutubeやろ」となってしまう。Video Podcastだからこそイイんだ!というところがなかなか見えてこず、北海道の田舎町で一人悩んでしまった。

ということで、まずは撮ってみることにした。
編集もしないし1分40秒だけ。

初めてのプログラミングでHello Worldと出力させるようなもの。ビデオポッドキャストに関しては僕はまだ HelloWorldなのだ…。

どう…どうだろう。
音質に関しては考慮していない。今回はHello Worldだからレコーダーもマイクも使わず、カメラのマイクで録音してる。しかも2mほど離れているから音もすこし小さい。

あと顔をデカデカと映すのも好みじゃないから、目線は切れてて良いなというくらいで撮ってみている。

とりあえず撮って、見てみた感想としてはこんな感じ

・視覚情報にアクセス可能だと「とりあえず画面を見てみる」行動を数秒間でもとる
・画質とレンズで表現の幅は大きく変わりそう
・海外のビデオポッドキャストみたいなキレーなスタジオ方面への進化よりも、面白さを追求する方向へインディーズには開拓の可能性がある。
・オールドレンズ、広角レンズ、あえて古ーいカメラで撮ったり。平成初期な画質に対して令和最新版の音質なんかは面白かもしれない。
・撮影場所のシチュエーションや絵力を面白くするのもあり。山の上や海沿いなど、ロケの効果が大きく「ここで、この状況だからこそ生まれる会話」にフォーカスできる
・焚き火をビデオポッドキャストで撮りながら、テロップが入るとかね、コストはかかるけどね。
・離れた場所からの撮影をしながら、ピンマイクでの録音とかもいいかもしれない。そういった「絵の面白さ」を企画の構成要素として組み込むアプローチがやりやすく、ユニークさを生み出しやすい
・「自分しか立ち入れない場所」での撮影は唯一無二のものとなる。身近な例だと学校とか。

こんなとこだろうか。
インディーズポッドキャスターは「画面の面白さを企画段階から意図しながら、レンズをはじめとした撮影機器をセレクトし、自分達らしさを引き出せる場所と画角において、収録する」アプローチをとれば、編集を大して加えずとも最高にクールなビデオポッドキャストへ挑戦できる気がする。

一応ポッドキャストは「プラットフォーマー依存したり、これに適応した動画制作をしなくていい独立性の確保しやすさ」を魅力の一つとして持っていると思うんだけど、ビデオポッドキャストというデータ量の多いメディアが独立性を保てるかはちょっとまだ疑問ではあるけれど。

「つまらない訳ではない」ということくらいはわかったのでした。
これはこれで楽しくなる余地あるんだなって。
チャオ

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