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第3回 大魔導杯 3位 使用デッキ紹介~ラクドスアトラクサ2024~

おはこんばんにちわ~。
あんでぃです。

 今回はMTGのスタンダードオフイベントの「大魔導杯」で使用して、幸運にも3位になったデッキの紹介記事となります。

 使ったデッキは、去年の今頃に激バズして流行っていた「ラクドスアトラクサ」を元に組まれたものになります。

今回使用デッキレシピ

 以下がマッチングとなります(うろ覚え)

1.エスパーフラッシュ 後 ○✕○ 勝
2.ジェスカイコントロール 先 ○✕○ 勝
3.版図アトラクサ 後 ○✕ー 引分
4.オルゾフコントロール 後? ✕✕ 負
5.ゴルガリミッド 先 ○○  勝
3勝1敗1分 予選5位抜け

SE ベスト8
1.ゴルガリミッド 先○✕○
2.オルゾフコントロール(予選4戦目の方)
先 ✕○✕
3.ゴルガリミッド 後?○✕○
総合3位

1.ラクドスアトラクサについて

 「ラクドスアトラクサ」は2023年3月~4月頃から流行り始めたデッキで、赤黒のデッキカラーで〈偉大なる統一者、アトラクサ〉をリアニメイトしたり宝物から素出ししたりしてフィニッシュするデッキです。デッキ分類はラクドスリアニメイトになります。(以下筆者が掲載用にまとめたリスト)

 マナベースにもその特徴があり、赤黒をベースにアトラクサを出すための色をスロウランドやトライオームでタッチしています。

ラクドスだけれどカラフルなマナベース

 この「アトラクサをリアニメイトと素出しする」という2つの角度から攻めることで、他のリアニメイトデッキと異なり、墓地対策だけでは止まらない構築になってます。

 当時は〈鏡割りの寓話〉がありましたが、2023年5月にスタンダードで禁止にされたことで大きくパワーダウン、そこからあまり使われることはありませんでした。

スタンダード出禁壊れ英雄譚

 この為「ラクドスアトラクサ」は、現在のメタゲーム上には存在していないデッキとなります。

 筆者はメタ読みとかはあまり深く考えずに、「アトラクサとカルノサウルスをバシバシ使いたいなぁ」とかをぼんやり思って、独自にチューンをかけて大魔導杯に持っていってます(適当な動機でゴメンな)。

2.デッキ紹介

それでは、デッキ紹介に移ります。

1、使い方

 序盤は除去で盤面を開けたり、〈大洞窟のコウモリ〉でハンデスして時間を稼ぎます。その後、「①大勝ち→アトラクサやカルノサウルスの素出し」、もしくは「②ギックスの残虐からのリアニメイト」を狙い、盤面を制圧および手札アドバンテージの獲得を行います。

このデッキの主役たち 
どちらもパワフルスタッツながらアドが取れる

 このデッキでは、1回目に〈アトラクサ〉や〈カルノサウルス〉をいかに早く出せるかが勝負の分かれ目となります。出せた後は稼いだアドバンテージで芋づる式に〈アトラクサ〉や〈カルノサウルス〉を連打できるので、試合によっては平気で〈アトラクサ〉を4回とか〈カルノサウルス〉を4回出したりします(めっちゃ派手で楽しい)。

〈アトラクサ〉で手札に入れる土地は少し考えていて、「アトラクサを素出しできるマナベースになっているか」を気にしてプレイをします。

 1体目の〈アトラクサ〉や〈カルノサウルス〉は、すぐに除去されるものとして出す考えでプレイをするとやりやすいです。2体目以降の〈アトラクサ〉は素出しになる可能性が高いので、1体目の〈アトラクサ〉で色マナが揃うように土地を手札に入れましょう。

2、各カードの採用説明

 ここでは採用したカードについて解説をします。

メインデッキ

・偉大なる統一者、アトラクサ 4枚
  スタンからレガシーまで暴れているパワフルクリーチャー。これを使うためのデッキと言っても過言ではないため4枚採用。
1体目はドロースペル及び除去を要求して1ターン貰う感覚で出す。1体目が通れば毎ターン出せる感じ。

・嘶くカルノサウルス 4枚
  〈アトラクサ〉に次いで使いたかったカード。リアニ先としても十分強力でありながら、本人の能力で3点火力除去になって勝手に墓地に落ちる。これがあるおかげで、〈ギックスの残虐〉の第3章がかなり使いやすくなった気がする。たまに〈カルノサウルス〉の発見から〈ギックスの残虐〉が捲れてゲームが崩壊する。

・ギックスの残虐 4枚
 1枚で最大3アド取れるすごい英雄譚。盤面に余裕があれば1章から、盤面が制圧されぎみだったら3章から入る。2章のサーチ効果は強制なので、ライフ管理には注意するように。
これを見て墓地対策を入れられるけれど、それでもハンデスとサーチだけで2アド取れるので、サイドチェンジでもあんまり抜かないイメージがある(今後変わるかもしれないプレイです)。 

・喉首狙い 1枚、苦々しい勝利 3枚
   2マナの除去は合計4枚。〈苦々しい勝利〉を優先しているのは、「手札のアトラクサを捨てる為」が理由として大部分。4マナあるときに構えてターンを渡して、相手の終了ステップで〈苦々しい勝利〉から〈アトラクサ〉を墓地へ、次の自ターンの5マナで〈ギックスの残虐〉から〈アトラクサ〉をリアニメイトすると、盤面の掃除とアトラクサのリアニをほぼ同時に行えてきれいです。
 1枚の〈喉首狙い〉は、〈ギックスの残虐〉の2章サーチから持ってくる意味も込めて残してあります。

・大勝ち 4枚
 4マナルーティングのコモンカード。相手ターンの終了ステップに使って、次の自ターンに宝物2個+土地5枚の合計7マナになる為、〈アトラクサ〉を素出しできる。ただ、4マナをドローと宝物生成の為に使ってしまうことから、相手に自由に動かれて盤面を制圧されがち。リアニプランと相談して、どっちを取るかは考えて使いましょう。

・税血の収穫者 4枚
  序盤の壁および除去要員、血トークンのルーティングによるリアニ先の準備で使う意味で採用。このデッキは〈アトラクサ〉とか〈カルノサウルス〉を出して勝つデッキの為、3点クロックとしての価値は他のデッキよりも低く、除去として使うときが多い。この為、生成した血トークンは除去能力を残せるように、大切に使いましょう。

・大洞窟のコウモリ 4枚
 ハンデスで時間稼ぎをするために採用。〈ヨーグモスの法務官、ギックス〉のドローを誘発させてアド差をつけるためにも使える。細かく動くデッキ相手だとあんまり強くないイメージ。

・分派の説教者 2枚
  3マナの強固な壁でありながら、アドも取れるクリーチャー。持ってなかったから2枚しか入ってない。〈ギックス〉の枠は全部こいつでも良いと思う。

・ヨーグモスの法務官、ギックス 2枚
生きたドローソース。大洞窟のコウモリ→ギックスの流れが強い。壁性能は〈分派の説教者〉に劣るため、このデッキではあんまり強くないかもしれない。

・切り崩し 2枚
 サイドボードと合わせて4枚。メインで当たる相手ばかりではない為、ほどほどに採用。

・土地カード類 26枚
 4マナまではストレートに土地を置きたいので、多めの26枚。
引きが悪いと一瞬でフラッドする為、〈不穏な火道〉を3枚。あとは〈アトラクサ〉用の土地を入れてカラフルになっている。
 〈魂の洞窟〉は、〈カルノサウルス〉や〈アトラクサ〉を素出しして通すために、できるだけ直前に使いたい。先置きする必要があるときは、〈ギックス〉と〈アトラクサ〉で使うように、だいたい「ファイレクシアン」を指定している。

サイドボード
・強迫 4枚
 コントロール絶対許さない4枚採用。これで手札を見てからプランを決めたりする。

 ・兄弟仲の終焉 3枚 
  アグロ絶対許さない3枚採用。当日は1回も当たらなかった。

・死人に口なし 1枚
 〈兄弟仲の終焉〉が当たらない相手用に1枚。〈カルノサウルス〉を投げた後、証拠収集の種にできるから相性は良さそう。

・ヴェールのリリアナ 2枚
 パクってきたラクドスミッドのリストに2枚だったので、とりあえずそのままにしている。使ってみたけれど、自分から+するとデッキ構成上不利になるので要らなさそう。

・敵対するもの、オブ・ニクシリス 2枚
  使ってみたかったのと、「アゾリウスコントール」が爆増していた時期なので入れてある。犠牲でコピーしなくても、最速着地して+しているだけで10点くらい削れる。マジでコントロールキラー。対コントロールにはオブやんだね。

・未認可霊柩車 1枚
 〈もがく出現〉を使ったリアニメイトデッキがぼちぼち流行っていたので、墓地対用に1枚。これを置くだけで爆発四散してくれたりする。

・切り崩し 2枚
 メインと合わせて4枚採用。対アグロの後攻はこれがあれば安心。

3、採用しなかったカードについて

以下に、様々な理由で今回は採用を見送ったカードについて記します。

・黙示録、シェオルドレット
 筆者が持っていないから。あるならサイドに2枚ほど採用したほうが良いと思う。メインは意外と枠がなかったりするから相談。

・各種諜報ランド
 今熱い諜報ランドたちはリアニメイト戦術と相性抜群!・・・と思って使ってみたら、中盤以降のタップインが敗北に繋がるため不採用に。やっぱりフェッチランド経由で使うのが沁みるよね。

・原初の征服者、エターリ
 今回はアトラクサとカルノサウルスを安定して出すために組んだので入れていない。もっとリアニに寄せるなら入れてもいいと思う。

・墓地の侵入者
 枠を争っているうちに消えた。サイドにはいてもいいかもしれないけれど、ヴェリアナを呼びやすい構築だからあんまり強くないかも。

・下水王、駆け抜け侯
 ガチで存在を忘れていて、この記事を書いているときに思い出した。ヴェリアナ避けに良さそうな気がする。

4、苦手なカード

このデッキの天敵かなぁって思っているカードを紹介します。  

・門衛のスラル
   ヤバイ。〈カルノサウルス〉と〈アトラクサ〉の着地時のアドを得る効果、〈コウモリ〉のハンデス効果が消滅する。だいたいコントロールから出てくるイメージ。幸いにも他の黒系デッキに比べて、苦々しい勝利を多く入れているため、サイドチェンジで〈門衛のスラル〉専用に除去を用意する必要はあんまりない。事前に出てくれていれば何とかなるが、キャストに合わせて出てこられると終わる。

・ティシャーナの潮縛り
個人的には、〈門衛のスラル〉より遥かに被害が大きくなる印象。〈カルノサウルス〉や〈アトラクサ〉の着地能力が消えるだけでも結構不利になるのに、キーワード能力まで没収される。折角のフィニッシャー達が永遠とチャンプブロックされるようになって、こっちは空から殴られたりするようになるので、マジで終わり。〈分派の説教者〉も能力消滅から接死が没収されるため、序盤から終盤まで大打撃を与えてくる。大会の時は当たらなかったけれど、当たると敗色濃厚な気がする。

・ヴェールのリリアナ
上記のやつらはわかりやすく大打撃を与えてくるけれど、こっちはジリジリ打撃を与えてくる。大型クリーチャーが多い為、-能力も結構刺さる上に、+のハンデスを早期から使われると、土地を伸ばす分の手札が足りなくなる。さっさとミシュランとかで退場させたい。

5、最後に

  ここまでお読みくださり、誠にありがとうございました。

  あんまり詳しくは書けませんでしたが、何となくでも「こんなデッキを使っていたんだなぁ」とか伝わってくれれば幸いです。

  最後に、第3回 大魔導杯の開催にあたり、主催者の悸太郎さん(@kitaro_yureich)、ジャッジや運営の皆様、そして当日に筆者と対戦やおしゃべりしてくださった皆様にお礼を申し上げます。とても楽しく過ごせました。本当にありがとうございました。
  また、どこかで参加すると思うので、その時はよろしくお願いいたします!

  でわでわ、またね!

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