1月10日、1発殴り書き

珍しく早起きした、早起きしたというより早い時間に寝落ちてたまたま目が覚めたに近い、いつもとは違い朝食もしっかり取り、タバコまで吸って学校へ向かった、そういえば昨日The2の新譜が出て聞いてから寝ようと思っていたのに寝落ちてしまったことに気がついて、向かいながら聞こうと、2番目に流れるように設定して自転車を漕いだ、耳慣らしの1曲目が過ぎてから流れたのはワンマンで聞いた時より必要以上に耳に馴染むように入ってきて、歌詞も真っ直ぐなのになんだか歪曲してるようで響いた、響いたって安い言葉でいいのか分からないくらい、とりあえず素晴らしく良い曲でどうなって行くのか分からなかったThe2というバンドのこれからに胸が高なった。それもつかの間の解散報告、バイト中だっだんだがなんだか家の鍵みたいな無くしたらマズイもののが手元に無いことに気づいた感覚になって悲しかった、何よりよくよく考えたら古いバンドや洋楽のビックバンドばかり聞いていた自分が日本の見に行けるような、今を一緒に共有出来るようなバンドがワンマンに行くレベルで好きなバンドの初めて解散という瞬間に立ち会ってなんだかこんなに悲しいものかと初めて実感した。スプートニクという曲はこれからの希望が痛々しい程伝わってきている曲だったし、これからのバンドへの作り手の期待感が尋常じゃないほど感じられたのに、解散という事象のせいで全く別のメッセージ性を持たされた曲のように感じてしまった、つまりこの曲がもしかしたら古舘佑太郎本人が解散するくらいならせめてこの曲だけはThe2の作品として最後に公開させてくれと思って出してきた曲なのかとか余計な付加価値を付けさせてしまったように感じる、でもそれはなんだかその余計さがこの曲の気品というかオーラをただでさえ素晴らしく良い曲なのにそれを何段階にもリアルタイムで聴く人に感じさせるようなトリガーになっているのでは無いかと思ってしまった、そんなことに悲しんでいたら自分の好きなもうとっくに解散した売れた訳じゃないバンドのギタリストが新たなバンドを初めて楽曲を発表していた、それがまたすこぶる良い曲で、素晴らしい曲を出して発進するバンドがあればその日に素晴らしい曲出して終わってしまうバンドもあり、その無常感というかバンドというものの繊細さがなんだか少し愛おしいように感じた、曲が人に伝えるエネルギーというのは計り知れない、帰りの電車でもスプートニクを何度も聞いて震えるし、アンダーザサンは恐ろしくもそんな気持ちを逆方向に吹っ飛ばしてくれる曲、バンド音楽って代え難い

ヤバすぎるぜ、鉄火

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