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ご縁を結ぶスイーツを作るまで

スイーツを作りたい。

ふと、降りてきたメッセージ。
ここ最近、メッセージが降りてくることがとっても多い。
いや、多いわけではなく、流れてくるメッセージを掴むことができるようになった、という方が正確かもしれない。
忙しくしていたり、何かに心を取られていたら、気づけないメッセージをしっかり受けとめる余裕ができてきたんだと思う。

とにかく、スイーツを作りたい、そんなメッセージが届いたのだ。

メッセージには2種類ある。
ふと思いつき、そのまま流れるもの。
ふと思いつき、感情が呼び覚まされるもの。
今回は後者だった。

どんなスイーツか想像する。
スイーツをラッピングし、送り届ける。
スイーツを食べ、喜んでいる友達の顔が見える。
スイーツを作っている自分を想像しただけで、
なんとも言えない気持ちが湧き上がり、ワクワクしてくる。

ワクワクすることをそのままに、
頭の中からこの現実世界に投影させる。

そう決めて、1日を過ごしてみた。


動画ではスイーツのコンセプトに関わる神話の話など、さらに詳しくお話ししてみました。

真心を込める

スイーツを作るには材料が必要だ。
材料を揃える過程で、決めたこと。
それは、「真心を込める」ということ。

ただ、決められたレシピをそのままに作るのではない。
食べ物は作り手の気持ち・愛情が記憶として宿る。
40年近く生きてきて、そうある、と確信している。

作り手がどんな思いで、その食べものを作っているのか?
その思いに共鳴した時、食べ物は本当に美味しくなる。
見えないものの世界だけど、それは確実にある。

今回のスイーツのイメージは、ぼんやりと決まっていた。
島根・出雲、という地に導かれ、
土地のパワーに触れて、ここがいい、と直観で感じた。
すぐに家を購入し、根を張り始めた。
だから、この地だからこそできるものにしよう、と思った。

『ご縁』と『癒し』

テーマはこの二つ。
自分だからこそ作れるスイーツで、ご縁を癒しを提供できたら、どんなに幸せなことだろう。
大げさかもしれないが、そんな思いがふつふつと湧いてきた。
真心を込めて作っていこう。

真心をこめるために、出雲大社にご挨拶に行きたい。
そんな想いを伝えると、妻は快く付き合ってくれた。
いつでも妻は僕の味方だ。

材料を手に入れる

気持ちよくスイーツを作るため、大好きなカフェでモーニング。

ホットサンドがおいしい。
野菜も色とりどり。
抹茶カプチーノのカップが可愛らしい。

ここは真心を感じることができるカフェ。
お腹も満腹になり、心もしっかり整えて、出雲大社に向かうことにした。

真心を込める中で、この土地にしっかり挨拶をしたい。
そう思っていた。
ご縁の神様、大国主命(オオクニヌシノミコト)へご挨拶をしたかったのだ。

境内内には前から気になっていたものがある。
幸魂・奇魂という伝説だ。

大国主命の分身でもあるこの霊力の玉。
今から作ろうとしているスイーツも、まん丸のスイーツだ。
うん、そうか、こんなイメージだ。
ふと思った。

ご挨拶を終えて、大事な材料でもあるお塩を買いに行った。
前から気になっていたお店。

日本一縁起の良いお塩。
このお塩を使いたい!

運営しているメディアでも紹介したが、
毎年、神在月には出雲に神々が訪れる。

その神々は、出雲大社西方にある稲佐の浜というところへやってくる。
その浜で取れた海水から作られたお塩なのだ。

ご縁を結ぶスイーツには必要なお塩をついに手に入れた。

コンセプトに思いを馳せる

ふと、思った。
出雲歴史博物館に行ってみたい。
出雲に来て8年になるが、一度も行ったことがなかったのだ。
何か、スイーツ作りのヒントになりそうだ。
そんな予感がしていた。

企画展では、日本書紀編纂1300年ということで、こんな企画が行われていた。
「日本書紀と出雲」

そう、出雲の地の歴史は奥深い。
私もまだまだ勉強中だが、大和政権を脅かす存在だにまてなっていた出雲の国。
しかし、急遽、出雲文化は歴史から消えていくのだ。
マヤやバビロニアのような古代文明に近いものを感じる。
そのロマンになぜか心が惹かれるのだ。

気づいたら、2時間くらい鑑賞していた。
様々な情報が頭の中にインストールされていく。

幽と顕の世界

大和は顕の世界。
目に見える、政治の世界を司る。

一方、出雲は幽の世界。
見えない世界を司る土地なのだ。

出雲土地で作ろうとしているこのスイーツは、
見えないものも大切にしたい。

真心を込めて、
ご縁を大切にし、
心が癒されるスイーツを。

そんなヒントをいただいたのだった。

続く。。。

最後までお読みいただきありがとうございました😊

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