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がん・ストーリーは突然に

再検査の病院を選ぶ

まあ油断してましたよね。
健康診断で実施する便潜血検査。
これに引っかかったのは昨年末のこと。
ただ問題は、再検査にあたって、
どこの病院に行ったらいいのかよくわからないという話で。
そこが面倒になり、再検査をぶっちぎったこともありました(ごめんなさい

流石に今回はちゃんとやっておくべきと思い、
健康診断の問診を担当した医師に突撃したわけです。
「ぶっちゃけ、どこの病院で診てもらうのがいいですかね」
困った表情の女医さん。
「・・・あんまり具体的な病院を挙げるのは微妙な立場なんですけど、、、」
「病院さえ教えてくれれば、即再検査行きますのでそこをなんとか」
「・・・わかりました。お住まいのエリアはどちらですか?」
「xxxのあたりです」
「そうすると、この病院が評判もいいし、私も個人的に存じ上げている先生がいらっしゃいますね」
「即予約します」

無事に予約が取れ、翌月の再検査が確定。
「まあ再検査しとけば大丈夫っしょ」
この時はそう思っていたんだよなあ、、、(遠い目

祖父が亡くなる、再検査危うし

そして年が明け。
2024年も頑張りますかー、と思っていた矢先に。
能登で地震が発生し、日航機が衝突して炎上し。
「今年はどうなってしまうのか、、、」
と日本じゅうが動揺していた年始でしたが。

いやまさか自分ががんになるなんてね。

まだこの時は知る由もないんだけども。

そうこうしているうちに、1月も半ばを過ぎたあたりで実家から入電。
「爺さんが亡くなったよ」
以前から入院中だった祖父が旅立ったというお知らせだった。
90年以上も生き、家族に見守られての大往生。

ちょっと遠方だった&急に亡くなったこともあり、準備があまりできておらず、葬儀から参加する方向に。
問題は、移動時間も考慮すると再検査と微妙に被る可能性が出てきたことだった。
葬儀関連の行事を完遂してその足で帰京すれば、再検査には間に合う。
「うーん、どうすっかな、、、疲れるな、、、」
という気持ちが5割、
「でもここで検査しとかないとまたすっ飛ばすことになるな、、、」
という思いが5割。

もう少し若ければ、おそらくすっ飛ばしていたことでしょう。多分ね。
でもこの時はなんとなく、
「じいちゃんが検査に行け、と言ってるような」
気がしたわけです。本当になんとなく、ですけども。

そんなわけで、急ぎ帰京し予定通り再検査することに。
まさかの結果が待っていたわけですが、
再検査するという決断が、今にして思えば大きな分かれ道になったようにも思います。


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