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3分でわかる地球温暖化対策!

2018年、ドルー・シンデルらが専門誌ネイチャー・クライメート・チェンジに発表した研究は、温暖化が1.5℃か2℃かで、被害がどう変わるか計算している。それによると、わずか0.5℃のちがいで、大気汚染による死者が1億5000万人以上増えるという。同じ年、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が発表した試算では、その数は数億人に増えた。
※「地球に住めなくなる日」参照

こんにちは。
Leaf Ring株式会社の安藤です。
今回は地球温暖化について少しばかりみなさんに知ってもらえればと思い、久しぶりに筆を取りました。当社の取り組みについても触れたいと思います。
できる限り平易な表現で、わかりやすさ重視で書きますので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

地球温暖化について

 地球は46億年という歴史のなかで、自然的な気候変動を繰り返してきましたが、それは何万年に1℃が上下するといった緩やかな気候の変化でした。しかし、産業革命以降は、現在に至るまでの100年という期間で約1℃の気温上昇が起こっており、地球温暖化がこのペースで進行すると、2000年頃から2100年にかけて平均気温が最大4.8℃上昇すると予測されています。

2100年未来の天気予報(図)

参考:https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/2100weather/

 こういった未来にならないように、地球温暖化の主要因である温室効果ガスの排出量を世界規模で抑制することが求められています。2015年に採択された「パリ協定」では、世界全体の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求することが示され、地球温暖化の主要因であるCO2の排出量を削減するべく、各国で削減目標を掲げ、取り組みが強化されています。

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参考:https://www.jccca.org/download/13233

日本では、菅義偉内閣総理大臣は「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。そのマイルストーンとして、2030年の数値が定められていたわけですが、つい先日、小泉環境大臣からこの2030年度目標を26%から46%に修正する発表があったことは、記憶に新しいかと思います。

この実現のためには、大きく「エネルギー供給の低炭素化」と「省エネルギー化」の2つが重要で、「エネルギー供給の低炭素化」では、再生可能エネルギー(再エネ)や原子力などのCO2排出量が少ない「非化石電源の比率をアップしていくこと、「省エネルギー」では、エネルギー消費効率の改善が必要となります。

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参考:https://ourworld.unu.edu/jp/can-japan-go-100-renewable-by-2050

これまででは、再エネの主力として太陽光発電の導入が促進されてきており、日本の発電所総数は10,000件を超え、平地面積当たりの導入量が世界一の水準になりました。今後は大量導入やコスト低減が可能であるとともに、経済波及効果が期待される洋上風力発電が、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた切り札として推進されていきます。こういった投資がされ続けている市場でもあり、環境産業の市場規模はすでに100兆円を超え、2050年までに130兆円を超えると推計されています。

めちゃくちゃ長文ですが、もし興味ある方は最新の資料をどうぞ
「2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」
https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201225012/20201225012-1.pdf

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地球温暖化対策×雇用拡大

ここまでに地球温暖化にまつわる話をざっくりと説明してきましたが、地球温暖化対策を進めていく上では、政策側では「コスト低減」「インフラ整備」「技術革新」「規制改革」などといった課題があり、事業者側では「人材の確保」が最も大きな課題として顕在化しています。そこで我々は、この領域に特化した転職支援サービス(Beluga Career)を展開することとし、雇用拡大の観点から地球温暖化対策に貢献しようとしています。

Beluga Careerの特徴は
・専門性を持ったコンサルタントがキャリア相談を重ね、業界や企業理解の深まった求職者が多数(3,000人超)
・年齢を問わず豊富な経験を有するシニアな方々の活躍機会の提供
・北海道から沖縄まで、全国各地の発電所における多数の雇用創出実績
というところで、地球温暖化対策特化型のエージェントがこれまでになかったところもあり、企業側、求職者側から数多の相談を受けるようになりました。

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支援をしていてやりがいを感じた出来事を二つ紹介します。
①青森の僻地で定年退職していた技術者の採用支援
60代で国家資格を有する求職者さんが、地元で何か貢献できることはないか、と転職活動をするものの、地方で資格を生かせる仕事はあまりなく、現役引退後長期間機会を待たれていました。私が面談をしてまず思ったのは、60代とは思えない元気さと前向きな姿勢があり、なんとか支援したいなというところでした。結果として、当社の支援を通じて転職が叶い、「半ば諦めていたけど、Leaf Ringさんのおかげでまた頑張れます!地元に貢献してきます!」というお声をいただいて、胸が熱くなりました。その後入社され、豊富な経験を生かしてご活躍されている姿を見て、日本を支えてきた技術者の方に活躍機会を提供できたのはとても意義深く感じました。

②急募求人への高速紹介
再生可能エネルギー業界では、急速に成長している企業も多く、採用基盤が整っていない中で、全国規模で有資格者を短期間で採用しなければいけないケースが多々あり、極めて難易度が高いと言えます。企業から、来月から発電所建設開始予定のため、とにかく急いでこのエリアで国家資格保有者の方の紹介をお願いしたいと依頼を受けることもよくあります。当社では、キャリア面談を実施後、希望に近い案件があれば都度紹介しますね、という形でお待ちいただいている方も多数いますので、とある企業からこういう急募な依頼があったときに、すぐに候補となる方にお声がけをして、翌日に候補者推薦、当月中に採用決定に至るということが何度かありました。仮にこの採用が決まらなかった場合、工期が後ろ倒しになったり、他のエリアにいる人に無理やり異動してもらうといったことが必要になるので、まさに雇用の観点から地球温暖化に貢献できたなと思えるエピソードでした。

Leaf Ring株式会社について

だいぶ長くなりましたが、最後にLeaf Ringについて少しだけ紹介させてもらいます。
当社は「環境問題に挑み続ける」をミッションに2018年に創業したソーシャルベンチャーで、社員は私含めて3名、アシスタントさん含め従業員7名と超小規模な会社です。

そんな当社の特徴としては、
100兆円を超える莫大な成長市場でのチャレンジ
創業初年度から黒字化、創業以来増収を継続中
・外部資本ゼロで完全自己資本経営
・経営陣全員二人の子持ちのパパ
という感じで、巨大市場において強固なビジネスモデルを構築し、一定の収益基盤を整えて、自分たちがやりたい領域にしっかり投資していく、というスタンスで経営しています。

現在は地球温暖化対策特化の転職支援サービスを中心としていますが、今後はそこから領域を様々広げていく予定です。
既に自社の太陽発電所を保有し、技術的なR&Dもスタート、さらにはテクノロジーを絡め色々と事業展開可能なので、今後が楽しみです。

無題のプレゼンテーション

それに伴い、大量採用は決してしませんが、少しずつメンバーを増やしていくつもりです。個人的には、超スタートアップフェーズにいるものの、安定した収益基盤のもとチャレンジをできるので、結構ユニークで面白いポジションなんじゃないかと思います。

特徴はこのあたりでしょうか。
・経営陣がフルカスタマイズで成長支援
・経営に近いところからほぼあらゆる経験ができる
・事業責任者、営業責任者、トップコンサルタント、など様々なキャリアの選択肢がある
・業界および職種未経験からチャレンジ可能

なので、特に営業経験、HR領域の経験のある方には希少性の高いポジションをご用意できると思うので、興味がありましたら、下記より是非エントリーしてみてください〜!

もしよかったら創業者のインタビューもご覧ください〜!


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