Paseo Magnífico 壮大な散歩 (día 27-28 Camino De Santiago)

Andy

2023年8月1日 21:38

7/23日 O cebreiro→Triacastella

今日はひたすらくだり。多くのカミノウォーカーが出発後1週間以内に下り坂で膝の痛みを訴え始め、その後慣れていく。僕の膝も今は何ともないので、ウェルカム下り坂。

サムはサンディエゴのソーシャルワーカー。以前は薬に苦しんだと。ジョークばかり言うザ・アメリカンな彼だが、ゴミを見つけては拾っている。ギャップに萌える。

今回初カミーノと言うことで、一応一本だけストックを準備したものの、バランス感覚を味わいながら下り坂を楽しみたい自分には不要だとわかった。少し前からよく会う小柄でかわいいMightyが膝痛に悩んでいたので、彼女にストックをあげたらすごく感謝された。Giveできていい気分。Mightyはベルギーのカフェで働いているだけあって、チャキチャキかつ多言語コミュニケーションに長けている。

霧が出ると途端に冷え込む。こーゆー時は面倒腐らずテキパキとバックパックから上着を出して羽織る。

たくさん歩いてきてそろそろ靴ひもを緩めたい。コーラ1.5€に対しアクエリアスは2€と高い。フランス人の多くはアクエリアスを知らない。でもカミーノでこればかり飲むようになる。

そして今日もまたヤツは待っていた。マドリーから来ているリピーターのDavidだ。タバコと言いつつも、人のために時間を使えるDavidと使えない自分。タバコ吸おうかな。いや〜吸わないか。

O cebreiro (Xunta de Galicia 8€▲) 8:00発
↓20.83km 4.5h
Triacastella (Oribio 11€▲)12:30着

7/24月 Triacastella→Barbadero

ついに来ました雨。

麻雀の如く、捨てよう捨てようと思いつつキープしていたら使い所がやってきた、そうですポンチョをここぞとばかりに羽織ってテンション上げます。(でもこの後ポンチョはすぐ脱ぐことに。雨より汗でベトベト)

今日は雨で寒い。指がかじかむ。今ギターを弾けと言われても無理だ。実際1ヶ月のブランクを跳ね返してちゃんと弾けるか若干不安になってきた。

ところで真夏の山中にもかかわらず危険動物に遭遇しない。昨日訪れた川べりの看板には熊注意のマークがあった。やっぱいるんじゃん。マークー！

靴の中に小石がいくつか入っている。疲れは我慢できるけど小石が入っていたり足が負傷していたりで100%自分の能力を使い切れない時はとてももどかしい。

やっぱりね。Todos buenos dias!
農村地域が近づくとすぐ分かります。酸っぱい匂いがするから。最近合流したDavidの友達のSaraに聞いたところ、彼らの糞の直接の匂いではなく、それを発酵させた堆肥Abono agrícolだと知り、少し嫌気が低下。メチャイケメンの農家に求婚されたらどうするかSaraに聞いたところ、「イケメンと思うのは最初だけ、匂いはずっと」だそうです。

そろそろ腰を下ろしておいしいものを食べたい。硬くて乾いたボカディージョではなく、しっとり柔らかなおにぎり。鮭でも梅でも明太子でもツナでもいいから。あったかいおにぎりプリーズ。

そういえばこの間帰省したUrkoは盛んに和食を作ってくれと言ってきた。僕のイメージは、卵かけご飯にお味噌汁。夏なので生卵ではなく半熟目玉焼きにして熱々ご飯にのせて崩す。箸を使ってうまく海苔でご飯を包んで食べるのをみんなでやったら盛り上がるだろうなぁ。しかし肝心の出汁が手に入らない。

カミーノでは100km以上歩けば認定証がもらえることから、このSarriaから歩き始める人が多い。

しかしよくもまぁこんなにたくさん歩いてきたものだ。既に700km。だったらどこまででも歩いていけるのだろうか。例えばこのままSevillaまで歩いて帰れるかというと絶対に嫌だ。やっぱり当初決められた目標までだったら腹をくくったから歩ける気がする。でも一方でトータル何km歩くかよりも1日どれぐらいのペースで歩くかによる。例えば20kmなら簡単だねってグループのみんなは口を揃えて言う。30kmだときつい。

リピーターDavidは敢えてSarriaを避けて静かな街の宿を押さえてくれた。憎い奴だ。

Triacastella (Oribio 11€▲)6:40発
↓17.88km 5.5h
Barbadelo(Casa Barbadelo 15€◎)11:10着

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