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Paseo Magnífico 壮大な散歩 (día 31-32 Camino De Santiago)

7/27木
San Xulián do camiño→ Ribadiso

昨日も我らがカミーノガイドDavidが街外れに宿を取ってくれたため、とても静かな夜だった。その村に唯一あるアルベルゲに僕たちのグループが貸切状態で泊まった。

夜はみんなでボカディージョを作って食べた。陽気なアメリカンSamがポテチを挟んで食べ始めた時は、みんな笑っていたが、試したらコレがとてもイケる。

ベッドには珍しく掛け布団があり、とても暖かく、寝袋を使う必要がなかったので窮屈な思いもせず、とてもぐっすりと眠れた。布団は素晴らしい。

今朝は霧でごぜーます
白樺〜
青空〜
は無い。。
真夏でこの鬱屈とした天気じゃ流石に住む気には慣れないGalicia。富山大学時代を思い出す。
まぁ散歩には快適か
橋を渡ればあるもので有名な街Melide
ワクワク
でた〜Pulpo(タコ)!オリーブオイルと塩味が効いてうまい。11€は高いけど旨いからOk
カナリア在住の建築業Juanjo左は初対面の僕に遊びにおいでよと。まぁカミーノ歩く人にそう悪い人はいないとも思うけど、それにしてもオープンだなぁ。Elenaは弁護士事務所を辞めてカミーノ。髪型の通りエネルギーレベルが高い感じで、掘れば色々ネタが出てきそう。
中堅の街Melideはお店が豊富。介護事業立上げ予定のClemがタバコを購入。このカミーノが終わったらもうタバコは購入しないと言っているが、吸わないとは言っていないところがミソ。
Sarriaから合流して絶賛膝痛中のSaraが早くも遅れ始めている。でも無理にグループに合わせる必要はない。宿で会える。それがカミーノのいいところ。
もうゴールまで50kmを切っている
楽しい散歩が
もうじき終わる
今日泊まるかわいらしい村
IrishのColmとBelgianのMightyが川縁でいい雰囲気だ。チャチャを入れようか、いや、そっとしておこう。
突然Lamborghiniが2台も
そして、ヤツだ。今日も御多分に漏れず井筒監督ばりの雰囲気を醸して待ち構えている
夜は久々Davidの激ウマパスタ
もー、彼のカミーノ偏差値高すぎ

しかーし、今日のベッドはこれまでで一番揺れる2段ベッド。ちょっと寝返りうっただけで揺れまくる!下の人にこんなに気を使わないといけないベッドはありえない。ワーストアルベルゲ賞受賞です。

San Xulián do camiño (O abrigado iro 14€◎)7:30出発
↓22.45km 6h
Ribadiso (los caminantes 12€▲) 13:30到着

7/28金
Ribadiso→O Pedrouzo

3時間もシエスタとったのに、夜もしっかり7.5時間爆睡。疲れてたんだと思う。足が痛い痛いと思いながら寝ていた。因みにこの巡礼者用の宿アルベルゲは格安で泊まれるが、基本連泊はできないルール。足は痛くとも朝8時には支度して出発せねばならない。さぁ、ラス前のステージだ。

しっかり休んだせいか足の調子がすこぶる良い。そして天気は曇り湿度はあるが歩くには最適だ。ガリシアの天気。
そしてカミーノで何本も飲んでいるEstrella Galiciaは香ばしくて好み。正直SevillaのCruzcampoよりも美味い。
40kmを切った
カウントダウン的な感じ
人がたくさん。
やはり早朝の静かな散歩がベターだ。
Clem左はマメがキツく、止むなく荷物配送サービスを頼んだ模様。4€
Sandra右はフランスのLeonからトータル1700kmを歩く。脱帽です。

今日のステージも割としぶとい。でも思い返せば今まで楽なステージなんてなかった。やっぱり20キロメートル以上6時間かけて歩くっていうのは大変なことだ。でもそれを1ヶ月以上続けて来れた事は自分にとって自信になる。

チェックインのすごい列。今日泊まる宿がここじゃなくて良かった〜

今日は宿に一番に到着。すまんが一人バーガーだ。「許してー」「いーよー」と一人芝居をしてからGo.

美味い料理は人を黙らせる
今日の宿には、きっちり立て付けられた揺れないベッドが👍
バスクに帰ったUrkoからビデオ通話が。ギプスが外れたばかりなのに、もうマウンテンバイクに乗っている。全くしょうがない奴だ。


カミノリピーターのDavidが今一番行きたいと思っているルートが、四国遍路だ。実はカミーノでは割と四国遍路の知名度は高く、興味を示している人は多い。そんな中、今日の宿にはたまたまその四国遍路のパンフがあったので見てみた。

空海は9世紀の仏教僧
彼が修行に歩いたのがこの四国遍路。88の寺院を巡り、トータル1200km!!
ふむふむ
環状なのでどこからスタートしてもいい。
しかし、これは如何なものだろうか。カミーノ経験者としては、ステージが進むにつれて徐々に周りと仲良くなり、シェア飯などでグループが形成され、ラストにはクライマックス的な高揚感が押し寄せる、こうしたドラマが魅力。スタートとエンドを決めないと、こうした盛り上がりが分散してしまわないか?マーケティングミスってないか心配になる。。

僕はたまたま去年、四国4県を観光していた。レンタカーを使ったが、かなり山道はアップダウンが激しかった覚えがある。あれを歩きで巡るのはかなりな所業にも関わらず、「四国遍路を一緒に歩こうね」とDavidから何度も言われ、何だかその気になっている。恐ろし。


Ribadiso (los caminantes 12€▲)7:45発
↓22.12km 5.25h
O Pedrouzo (Porta de Santiago 12€○) 13:00着

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