Paseo Magnífico 壮大な散歩 (día 29-30 Camino De Santiago)

7/25火 Barbadelo→Portomarin

昨晩泊まった宿はまるでリゾートホテル。シャワーがカミーノいちよかったし、プールもあって15€はお得。次回も必ず。ん、次回？　さて既にSarriaを超えているので歩いてる人が一気に増える。

朝、空の模様が面白い

人が多いと、人に会うありがたみが減り、そして徐々に挨拶が短く機械的になる

Sarriaからは急に人が増えるのでカミーノはここで終わったと言う人もいる。ある意味うなずける。でもルート自体は素晴らしい。Sarriaからでも十分自然を満喫できると感じた。メアール(用を足す)の難易度は超絶上がるけどね。

昨晩のディナーの時、英語組がレストランを後にしてからフランス&スペイン組が言った。あーやっと静かになった。私たちのトーンはもっと低い。日本人からしたらあんたらもなかなかよ。

いやー、快適だ。歩くのが楽しい。でも700km歩いてきて思うのは、やっぱり歩くのがあんまり好きじゃない。だから早く終わらせるために早足で歩いてしまう。その結果、トレーニングをしているような感じに。もちろん毎朝6時間のトレーニングも悪くない。

山中にバグパイプ吹きが居た。僕も次回はギターを弾いて、帽子の中身がその日の宿代に達したらチェックインして良いというルールで歩いてみるかな。本当？因みに楽器の重さを調べてみたらクラシックギターは1.6kgと可能性あり。憧れのバンドネオンは5~7kgと重くカミーノで携帯はありえない。誰かギターか唄うたいの人と、カミーノや四国お遍路一緒に歩けたら面白いだろうなぁ。

今日の目的地Portmarinが見えて来た。橋がとても高く、思わず足がすくむ

我らがお父さんSantiとTroyも前方でプリーストとして参加してのミサ。カトリックでない僕には分からないしきたりが多いが、途中、周囲の人と抱擁する時間はお気に入り。

Sandraは持っていたスマホが故障したのを機に新調。スーパーマーケットさえ無い田舎町でたまたま売ってたスマホを購入できるその決断力すごすぎ。僕には無理。

Barbadelo(Casa Barbadelo 15€◎)
8:00発
↓17.88km 4h
Portomarin(Albergue folgueira 13€▲)12:00着


7/26水 Portomarin→ San Xulián do Camiño

残念ながら今日は曇っており朝のきれいなグラデーションは見れそうにない。

おっ、すこし朝焼け見えた

この影のパターンいいねぇ。そして木々がとてもみずみずしい。幹にびっしりとコケや蔦が張り付いている。ガリシアっぽい空気感と言うのはこういうことか。

ザ理想的な散歩道が続く。Santiagoまで100kmを切って、ここのところグループ内の話題はSantiagoに着いた後どうするかでもちきりだ。もうすぐカミーノも終わってしまうかと思うと、もっと長く歩きたい　などとは全然思わない。疲れたよそりゃ。でもカミーノロスは多かれ少なかれ発生するかも。

なんだよずっと急斜面。今日の行程表確認してこなかったからなぁ。いやー尾根越えトマホークだな。

天気が頻繁に変わる。急に霧が晴れて強めの日差しが。天候の変化に応じて即対応するように心がけている。帽子で首を守り、日焼け止めをふくらはぎに塗り、ジャージを着たり脱いだり。

あーもう足が痛い。カフェに着いたら何より先にブーツの紐を緩める。カフェのオーダーはその後だ。足をしっかり揉みほぐしてワセリンを塗り直して15分しっかり休んだら再度戦闘態勢。出発〜

自然の中でかじるトマトはうまい。初期はバナナだったが、ジューシーなトマトにその座は奪われた。自然の中で食べるカップラーメンも最高にうまい。なんでだろう。おいしい空気を一緒に食べるから？

あーお腹すいた。もう今日は1人でレストランに入ってハンバーガーを食べる。大勢の友達とあれこれコミュニケーション取るのが面倒くさい。バーガーだ。バーガーを食うことだけに集中させてくれ。

大満足120%の一人バーガー！
ところでスペインでは日曜はミサや家族の時間として休み。土曜は半ドン。平日もシエスタ時間は休みで、結構消費者からすると不便。でもそれでいい。日本の24hコンビニさん、ちょっと引いて眺めればそれがあるべき姿でないのはわかるはず、と僕は感覚的に思うのであります。

今日泊まる宿。平屋で出入りがラク

Los padresによるミサ

Portomarin(Albergue folgueira 13€▲)6:30発
↓28.44km 8h
San Xulián do Camiño (O abrigadoiro 14€) 14:30着