MIU404の劇伴を聴いて
MIU404が好きである。
夏休みが終わる頃またアマプラで観れるようになっていたので観ている。5周目くらい?青池透子の個人データをはじめて一時停止して見たんだけど誕生日の次の日にあの事件だったなんてむごい。
ところでApple Musicで劇伴が聴けることを知った。
私の思うベスト劇伴の1位はアンナチュラルで、そのあとグッドワイフ、MIU404、 PSYCHO-PASS、アルドノアゼロと続くのだが得田真裕氏が所属しているのがワンミュージックで師事したのが菅野祐悟氏ということで私は掌の上で踊らされているだけだった。
二曲だけ、どうしても感想を書きたい。感想というか感じたこと?それは感想ですか。
「志摩一未」と「伊吹藍」。
曲に役名ついててはじめて(あ、これテーマソングだったのね)と思ったのだが、だからこその聴き方をした気がする。
「志摩一未」はハンドクラップと足踏みではじまる。一定のリズム。規則正しい。それに合わせて旋律が始まるといっても伸びやかさは感じられない。慎重な感じ。もの哀しいメロディーが始まるまでに、結構時間がかかる。
一方ですよ。
「伊吹藍」は歌う歌う。出口を探してさまようような旋律。転機を迎えて、規律を与えられ、スピード感を増しても自分のメロディーは変わらない。
ものすごい対照。
まぁ二人の背景を知った上で聴いているからですが。
劇伴ってすごいですよね。
アンナチュラルの毎回後半に流れる曲があって大体その場面で泣いてすっきりするんですが曲名が「カタルシス」だったときに膝を打ったんですよね。カタルシス、間違いない。
作曲家ってベートーベンとかモーツァルトとかのイメージだけど、多分現代だと劇伴を作る人がそれにあたるんだろうなと思う。ドラマを見て泣いたり笑ったりするのって、昔の人がオペラを見る感覚と同じなんだろうな。
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