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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ


「閃光のハサウェイ」の映画をみた。去年公開され、評価が高かったので久々にガンダムシリーズを見てみたいと思い、アマゾンで動画を見た。
  
「閃光のハサウェイ」は「逆襲のシャア」の12年後を描いた作品であり、「逆襲のシャア」にいたハサウェイ・ノアが題名通り主人公である。最初は小説であり、その小説自体はもう2000年よりも前に出来上がっていたものである。つまり物語自体はもう出来上がっていたのである。その小説を私は読んだことがないが、「GジェネレーションF」というゲームでキャラやシナリオを高校生の頃知った。
 検索してみると、この映画と原作小説はほとんど違いないが、小説ではハサウェイは「逆襲のシャア」の舞台でクェス・パラヤという少女を小説では自分で殺したが、この映画だと実際の映画「逆襲のシャア」通りにクェスを殺した味方をハサウェイが逆上し殺したのである。全体的な展開は原作小説とは変わってないが、そもそも本作は三部作のうちの第一部なので、今後変わるかもしれない。(人物の外見も一部変更された)

クェス・パラヤ。画像は「第三次スーパーロボット大戦z」より

作品としては、まあいいんじゃない、って具合。正直出来の良し悪し以前に三部作の第一部だから基本的に起承転結の起と承の半分しか描いておらず、戦闘シーンもあまりない。緊迫した場面もあるにはあるが、まだ導入部的な緊迫なので、食い入るように見ていたわけじゃない。シナリオ的には破綻したところはなく、改悪もなさそうで、また作画も問題ない。少ない戦闘シーンも出来自体はいい。このままの勢いで続けば良作以上にはなるだろう。

 感想をここに書こうと思い、色々考えたが正直はそこまでガンダムオタクではないので、まだ第一部だけではあまり語りたい感想を浮かばなかった。ただ一般市民のタクシーの運転手が、テロで世界を変えようとしている人たちを指して、「1000年後の世界っていったって、うちらは(今を生きるのが精一杯で)明後日のことなんて考えられませんよ」というのは最近の金に恵まれた人文系思想と通ずるものがあると感じた。

とりあえず第二部以降も見たいとは思った。 


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