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ゲーム感想記#61 ファミコンワールドチャンピオンシップス

 『ファミコン世界大会』は多数のファミコンゲームで指定された課題をクリアしていくゲームである。オンライン対戦に対応しており、そこで最大八人とクリアの腕前を競い合うことができる。昔あったファミコンの大会をモチーフとしたものらしい(詳しくは知らないが)。

登場するゲームとしてはファミコンの任天堂製のソフトが一通り揃っている感じである。『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』『メトロイド』『星のカービィ 夢の泉の物語』といった定番や『エキサイトバイク』『バルーンファイト』というややマイナーなゲームもある。課題としては、例えば『スーパーマリオブラザーズ』だと最初のキノコを取るまでの時間や、画面内のコインを全部取るのを指定してくる簡単なものもあれば、ゲームを全クリする(ワープを使う)という大掛かりなものまである。

 オフラインにせよ、オンラインにせよ、クリアしていくことによってコインが溜まっていく。そして溜めたコインで500種類以上あるプレイヤーアイコンを購入していくことができる。一種のやり込み要素である。

 オフラインで課題をクリアしていくのはシンプルに見えて結構熱い。基本的に最高ランクのSランクを目指すことになるが、数秒で終わる課題だとごくわずかなミスも許されないので、いい練習にもなる。
 でもやはりメインとなるのはやはりオンライン対戦だろうか。コンマ一秒を競い合うことも多く、私も白熱したこともあった。また動画を撮影しSNSでアップすることも任天堂側はバッチリ意識しているゲーム性で、実際にSNSにアップされたスーパープレイを私は何回かみてうなされることもあった。

 ただゲームとしては(値段が安めなのを考慮しても)やや薄めに感じてしまうのはどうにも否めない。最初は結構ハマったが、一通りオフラインを終えるとそれっきりとなった。全体としても発売当初は流石に盛り上がりを見せたが今後はどうだろうか。とはいえアップデートでゲームがさらに追加されれば(まずないだろうがスーパーファミコンのソフトとか)、またプレイしたい。


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