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ゲーム感想記㊻ ロックマンX〜X4

全八作ある『ロックマンX』シリーズは『ロックマン』シリーズを大きく発展させた上で新たにスタートされたシリーズだ。変更点は多数あるが、特に大きな変更点でXシリーズを象徴すると言えるのがダッシュ壁登りだ。
 ダッシュによってそれまでとは比較にならぬほどスピーディに進めていけるようになり、それだけで爽快感が大きく向上した。ダッシュしつつ敵を倒したり、大ジャンプをしたりし、さらにそこから忍者のように崖を登っていく様子は実にスタイリッシュ。まさに「カッコいい」アクションゲームなのだ。
 実際、この記事を書くにあたってもう一回プレイしてみたのだが、その疾走感はゲーム技術が向上した今でもなお健在である。やはりどうしても古臭さが否めないファミコンの初代ロックマンシリーズに比べて、Xシリーズは古臭さは全く感じない。今なおその疾走感、颯爽さ、カッコよさは健在なのだ。

Xシリーズのもう一つの大きな特徴として、「ゼロ」というキャラの存在がある。「エックス」と並ぶいわばもう一人の主人公とされ、ハードなストーリーに大きく絡んでくる。そしてX3では暫定的に、X4では本格的にプレイアブルキャラとして使用できるようになり、レーザーソードを駆使し多彩な技を使うその様もやはり「カッコいい」ものであった。

ただ『X』から『X4』までは基本良作、名作ですらあるが、X5からは暗雲が立ち込める。そして一応現在出ている最後のXシリーズ『X8』は良作でありながらも、それ以後二十年経った今も続編が出ていない。一応ソシャゲ化はされているがそれもサービス終了。今後はどうなるのか、ロックマンシリーズ全体含め全く不明である。

『X』から『X4』までの各々の作品の簡単な感想を。

X:颯爽としたアクションはXシリーズ最初にしてすでに完成されている領域。ストーリー、ステージ構成、ボス、難易度、アクションゲームとしてあらゆる点で高水準

X2:バランスは前作より更に秀逸に。シリーズ最高傑作として名高い。ステージ途中のボスを倒しゼロのパーツ回収要素もあり。それによりシナリオが分岐したりもする。

X3:X2に比べればバランス等で劣るが充分良作。ゼロのセイバー等隠し要素も豊富。ボスの攻撃がやや単調

X4:本格的にゼロが使用可能に。ボイスやムービーがつくようになり演出面ではシリーズ最高。ただ難易度的にかなり易化、そのためかダブル主人公ながらもボリューム不足の感がある。


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