相手に求める問題
次の中で正しいものを答えなさい。ただし、前提として、相手も自分も肥満状態です。
①自分はダイエットをしていて、相手はやっていないから、相手にもダイエットをを求める。
②自分はダイエットをしていなくて、相手もやっていないが、相手にはダイエットを求める。
③自分はダイエットをしていなくて、相手もやっていなくて、相手にもダイエットを求めない。
。シンキングタイム
。。シンキングタイム
。。。シンキングタイム
。。。。シンキングタイム
。。。。。シンキングタイム
答え出ましたか?
正解は、「どれも正しくない」です。正確に言えば、「決まった正解は無い」になります。解説に入りましょう。
【解説】
まず①②③に対する共通の理解として、我々は人に何かを強要することはできない。ということがあります。人権的な面でも、感情的な面でも、それはあまりうまくないわけです。また、このケースの場合、肥満が相手の健康状態にどれくらい影響しているか、も大きなポイントです。文字通り、死にそうなほど太っている場合、相手の健康状態を懸念してダイエットを求める、くらいはアリな気がします。また、この問題では二人の関係性が明記されていません。友達なのか、恋人なのか、親子なのか、コーチと選手なのか、マネージャーとアーティストなのか。当然関係性によって、何を求めるのがありなのかは変わるでしょう。
よって、正しい答えはないのですが、一応一つずつ設問を見ていきましょう。
①自分はダイエットをしていて、相手はやっていないから、相手にもダイエットをを求める。
太っている自分がダイエットをしていて、太っている相手にもダイエットをして欲しい。ってやつですね。自分がやっていれば相手にもやってもらうのが正しいと思ってる問題ですね。これはそろそろ卒業しないと、本人が不幸になりつつ周りを不幸にするんで、自覚ある人はやめましょうね。あなたと私は性格や能力も違えば、やりたいことも違うんですね。だから、あなたのダイエット方法が私にもできるわけではないし、ましてややりたくもないかもなんですね。
あとは親子関係、コーチ/選手関係ですが、親子であってもNGですね。ってか親からダイエットしろとか言われるのは幼少期のトラウマでしかないのでソッコー消えてほしいですね。コーチ/選手は、その競技で最高のパフォーマンスを出すという共通目標のもと行動してるわけなので、求めるのはアリですね。マネージャー/アーティストは痩せろと言われたらすぐ痩せないと、クビですね。基本的にはデブに需要のない世界です。
②自分はダイエットをしていなくて、相手もやっていないが、相手にはダイエットを求める。
①を読んでわかったかと思いますが、親子、コーチ系は自分がやってないとか関係無いわけです。なので同じですが、親子に関してはデブの親父や母親に痩せろと言われた場合は、毅然とした態度で反論することを心がけましょう。
さて。自分はダイエットしていないのに、なんで相手に求めるの?ってのは一見不自然に聞こえますが、これがダイエットでなければ割と自然に聞こえます。運転、英語、家事、運動習慣、飲酒、喫煙。。。。わかりますかね。そうなんですよ。自分ができないとかやらないことってたくさんあるじゃないですか。だから、自分のことは棚に上げて、ってのはこの場面では使える言葉じゃないんですね。ましてやダイエットも趣味の一つでしかないと捉えると、デブの自分がダイエットをしていなくても、相手が例えば「人生を変えたいと思っている!」だとか、「最近トイレの便器が壊れてしまって困る」だとか言ってたならば、ダイエットを求めるのも決して間違いではないわけですね。
③自分はダイエットをしていなくて、相手もやっていなくて、相手にもダイエットを求めない。
ここまで読んでくれたみなさんは、これ別に良くない?と思うかもですが、ちょっと意地悪問題ですね。相手にダイエットを求めないことが間違っている場合はどういう時かと言うと、「それでいいのか?」って場合です。その人が痩せれば健康状態が大幅に改善されるような時、体重規定のある競技や大会に出ようとしている相手がそのことを知らない時、相手が落とそうとしている女の子がデブ専ではなかった時、などケースはさまざまだと思いますが、そういう時は相手にダイエットを求めることはあながち間違いでは無いと言えるでしょう。
現場からは以上です。みなさま、今日もsmoothな1日を!
<メニュー>(寄付したら、ブログ記事で記録していきます) 国境なき医師団への寄付 1 100円 Wikipediaへの寄付 300円 国境なき医師団への寄付 2 500円 UNHCRへの寄付 1000円