一発書き日記2021/9/28

パフという歌がある。これを書いている今も、頭の中を流れている。
 
この歌はパフというドラゴンを題材にしたものだ。歌い出しも彼が魔法の竜であり、たなびく入り江に住んでいるという説明で始まる。この歌の事が何故こうまで頭に残っているのか分からないが、何故だか何も考えず歌を歌おうとすると、パフが口から漏れる。あとチキチキバンバン。
 
パフを思い出す時、もう一体というか、引きずられて出てくる単語がある。エルマーだ。私はこのエルマーとパフの違いがいまいち思い出せない。
 
確かエルマーは青と黄色のボーダーで、パフに関しては外見の描写がなかったような気がする。外見以外のことを思い出してみよう。
 
魔法の竜、これはパフだ。深く秋の霧がたなびく入り江で生活している、これもパフだ。少年ジャッキーという友達がいる、これもパフだ。毎日仲良く暮らしているけど、友達が来なくなって悲しくて泣いてしまう、これはもう完全にパフだ。
 
エルマーに関する情報が一切出てこない。そもそもエルマーのタイトル全文はどんなだったろうか。エルマーと魔法の竜がしっくりくる。今口に出してみて、あ〜わかる〜となった。何故か、ほぼパフだからだ。
 
エルマーとパフの共通点、少年とドラゴンの話であるということ。それをろくに文章も読めない幼児期に同時に摂取してしまった為か、エルマーとパフを混同してしまっているらしい。というよりもエルマーがパフに飲まれている。
 
辛抱たまらず、書く手を止めてエルマーと検索してみた。表示されたタイトルは『エルマーの冒険』。どうやらあの青と黄色の、派手な靴下みたいなドラゴンはエルマーじゃないらしい。
 
じゃあこの、やたらと見覚えのある表紙で虎と向かい合っている彼こそエルマーなのか?なんだかだんだん思い出してきた。エルマーが虎の髪の毛をリボンで装飾してやる件があったような気がする。
 
無性に気になってきた、図書館に行って借りよう。そう思い調べたところ、全て借りられていた。大人気、エルマーの冒険。