見たかよ、幸せの法則 ~ルール~ をよ。

アイドルマスターシンデレラガールズ
ブロードキャスト&ライブ "Happy New Yell !!!" の感想です。
というよりも、『幸せの法則 ~ルール~』の感想です。


配信オンリーになった今回のライブ、当初は9日もしくは10日のどちらかのみ現地参加できるというものでした。9日に現地参加した人で、10日も見たいなら配信で見てねって感じ。

私は大変悩みました。とにかく2択で後悔したくないのです。ポケモン赤でカブトとオムナイトを選ぶ際、1日悩んだことがあります。熟慮の果て、オムナイトを選んだあとに見たカブトプスがバカかっこよくて後悔したことが、この性質に拍車をかけているのでしょう。オムスターも好きだけど、良すぎるからね、カブトプスが。

閑話休題、こういう時、いわゆる担当アイドルがいればそちらを迷わず選択するのでしょうが、あいにく私の担当アイドルは、まだ声帯をいただけておりません。記事をお読みの皆々様方、和久井留美を何卒よろしくお願い申し上げます。

そこで私は、聴きたい曲が聴けそうな日を選ぶことにしました。9日やりそうな曲といえば『オレンジタイム』『ギュっとMilky Way』『Brand new!』あたりでしょうか。強いですね。

これはもうDay1に申し込むか?なんて思いながら10日の出演者リストに目をやって、すぐ私はDay2を選択しました。何故か、鷹富士茄子と白菊ほたるがいたからです。そして、その選択は誤りでは無かったと胸を張って言えます。"Happy New Yell !!!" で披露された『幸せの法則 ~ルール~』は、それはそれは素晴らしい物でした。


ここから先を読む前に、一度3DMVを見ていただきたい。
別々の扉から入ってきた幸運体質少女と不幸体質少女が、手を取り合って笑顔で向かい合う。楽曲に沿った超良いMVだ。そんな2人を見て、蚊帳の外のおっさんは大号泣。よかったねぇなんて言いながら。

ただ、このご時世、この距離感は厳しいだろう。
それゆえに、どういうステージになるのか楽しみであり、不安でもあった。
ここからはアーカイブを見ながら書いていく。

イントロと共にARのステンドグラスランプが登場する。MVで登場するものだ。明かりの灯るランプとあたりに浮かぶ光、星のオノマトペを思い出させるウィンドチャイムのキラキラという音により、私は夜を介して、暗さをイメージする。

もうこの時点で不安は無くなっていた。マイクを持っているから多少のアレンジはあるものの、イントロから1番サビに至るまでのフリがMVのそれだったのだ。

サビに入り、それぞれが立つ舞台に、それぞれのイメージカラーへ白を加えた2色の光が、ホタルのような軌跡を描きながら飛行する。サビの歌詞がめちゃめちゃ良いが、爆裂長くなってしまうので割愛する。CD買って歌詞カード見ろ。

2番では、2人が左右のステージからセンターステージへ移動する。この時、ランプが先行し、広い廊下を歩いているような情景が浮かんだ。サビになり、またそれぞれの背後に2色の光が舞う。

2番のサビが終わって曲の流れが変わるとき、背中合わせだった2人のもとへ星の比喩であろう白い光が降りてきて、ウインドチャイムが鳴る。再び夜を介する暗さの示唆だ。

暗さに合わせた寂しげな間奏の後、2人はお互いを見て、順に歌いだす。
ほたるは「自分に負けそうでも」と。
茄子は「キセキはいつも太陽みたいに」と。

2人は向かい合いって、声を揃えて歌う。
「君を照らすから」と。

最後のサビで、分かれていた2色の軌跡が交わり3色になって、今までで一番大きく広がる。ラスト、MVでは頭をコツンと合わせるフリだった部分が、掌を合わせるフリに変わっているが、俺はこっちでもいい。ラブ。

さて、夜を介して暗さが云々とのたまっていたわけだが、暗さに対するイメージとはどんなものだろう。決めつけになってしまうが、マイナスに振れているのではないだろうか。

では、ホタルの光は昼でも見えるだろうか。ランプの暖かな灯りを、空を埋め尽くす星々の明かりを、晴れ渡る青空に見ることができるだろうか。それもこれも、夜だから、暗かったから見えるものじゃないだろうか。

世界は見方によって変わるんだと提唱する、幸運体質少女と不幸体質少女の『幸せの法則 ~ルール~』を表すのに、これ以上は無いと言っていいほど、素晴らしいステージだったと私は思う。

こんな絶賛の嵐が吹き荒れる中
で、どうだったの?なんて声はないと思うが、改めて言おう。
超良かった!
よりドでかいダメージを受けたいあなたは
7th幕張Day1のオレンジサファイアをチェックだ!!

追記
ほたるは「自分に負けそうでも」、茄子は「いつも太陽みたいに」から、それぞれ「君を照らすから」に繋がってるんだと思ってたけど、違うかもしれない。でも、ぼくはそう思います。ということでここはひとつ。