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福利厚生ってどういう仕組み?

4月1日~4月30日まで毎日noteを書きます。
今回は福利厚生の仕組みに関してまとめていきます。

なぜ福利厚生は存在するのか?

まず前提として企業が従業員に対して働きやすい環境を提供するように日本の制度設計がされています。
他国と比較してもレイオフ(解雇)がしにくいのもそのような背景があります。これは企業側にとっては正直デメリットです。
とはいえ、従業員が快適に働くことによってパフォーマンスが上がると思うので推進している企業が多いですし、今後も増えていくでしょう。

また大企業になればなるほど福利厚生は充実している傾向があります。
理由は節税です。ある一定の条件を満たした福利厚生費は経費として算入が認められています。
つまり給与40万円よりも給与30万円+福利厚生費10万円の方が課税対象が減るので企業にとっては後者が好ましいです。

福利厚生の種類

福利厚生には大きく2種類あります。
①法定福利厚生と②法定外福利厚生です。

①法定福利厚生とは、法律で定められた福利厚生です。
具体的には健康保険や雇用保険、厚生年金保険などです。

②法定外福利厚生とは、企業が独自で定めた福利厚生です。
具体的には住宅手当や社員食堂、資格所得手当など幅広くあります。
また外部にアウトソースするケースもあります。
これを福利厚生代行サービスといいます。

福利厚生代行サービスまとめ

法定外福利厚生をアウトソースする場合、日本には代表的な福利厚生代行サービスがいくつかあります。

①ベネフィットワン・・・東証一部。パソナグループの社内ベンチャー発。
②リロクラブ・・・東証一部。留守宅管理会社が日本初の福利厚生代行。
③JTBベネフィット・・・旅行会社のJTBグループが福利厚生代行サービス。
④イーウェル・・・東急グループの福利厚生代行サービス。
⑤リソルライフサポート・・・ホテルやゴルフ場経営のリソルグループの福利厚生サービス。

以上が主要な5社になり、市場シェア90%を握っております。

次回予告

明日以降は福利厚生代行サービスをそれぞれ分析していきたいと思います。
次回は①ベネフィットワンです。
トップシェアを誇るベネフィットワン社なので、もしかすると1回で収まらないかもしれないのです。その場合は5社のまとめが終わってから改めて深掘りしていこうと思います。

分析してほしいWEBサイトあればメッセージください! 業界問わず可能ですが、旅行系、飲食系、グローバル系は得意です。