2024年3月22日 潤いのある字が羨ましい

 アルバイト先の先輩の字が好きだ。密かに好きだ。まだ伝えたことはない。
 きれいで読みやすい。そして、きっとそこそこのスピードで書いたのだろうと思われる勢いがある。丸みを帯びた文字たちはそれぞれの大きさに波があり、尻尾が遊んでいたりする。優雅で、それでいて親しみやすさもある。
 先輩は、ほかの従業員への注意や伝達事項をメモに書いて壁やレジ近辺などに貼り付けてくれている。それを見るたび、いいなあと思う。先輩の字が滑らかで潤いがあってピチピチなら、私の字はパサパサである。
 いや、本当は、自分の書く字は別に嫌いではない。調子がいいときはピチピチに見えるし、私の文字が大好きになる。しかし、仕事中に、だいたい焦って書いている字は、なんだかへっちょりなのだ。うわあ〜。一緒に働いている人にはこれが私の字だと思われてるんだ嫌だ〜、と感じる。どうしたらデフォルトで潤いある字が書けるんでしょうか。

 無印良品週間なので無印良品へ行った。Instagramか何かで見かけた発酵導入美容液……ではなく、発酵導入化粧水を買ってみた。いつもいきなりふつうの化粧水を付けているから、こういうものを使ってみたかったのだ。

 立ち寄った本屋さんで偶然、新井素子さんの『ひとめあなたに…』を見つけた。懐かしい。高校生の頃に読んで、とあるシーンのインパクトが忘れられずにいたのだが、タイトルの記憶があやふやになっていたのだった。積読が減ったらまた読もう。

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