TOYGERのプロになった話

　はじめまして、杏どーなつです。人生の3分の1は趣味に生きてきた。どこにでもいる一般TCGプレイヤーです。特に大会などで結果を残しているわけでもなく、所謂カジュアル勢に位置しています。特別上手いプレイングや、デッキビルダーとして活躍しているわけでもありません。
　しかし、題材にある通りTOYGER様に所属するプロプレイヤーとして活動することに。「え、なんでお前みたいなのが？」と思われるかもしれません。実際私自身「自分なんかが？」という思いでした。

はじめに～TOYGER製品と出会うキッカケ

　私がTCGに本格的にのめり込んだのは昨年の10月。友人たちがデュエルマスターズをプレイしながら楽しそうにしているのを見て、気づいた時には龍魂紅蓮譚を２つ購入していました。理由は「環境で暴れているらしいから」という至極安直なもの。要は強いデッキが好きなんですよね。
　さて、買ってみたはいいものの自分自身デュエマの知識は20代前半で止まっており、超次元ゾーンとかいう見たこともないゾーンにカードを置いて、それを装備して・・・などという複雑な挙動になかなか慣れなかったのを覚えています。そうしながら新しい動きに慣れつつ情報を仕入れ、某フリマアプリの売り上げをすべてつぎ込んで、当時大暴れしていた「ハムカツドラグナー」を組み上げました。先攻２ターン目に実質全ハンデスを撃ち、友人を失いかけたのはいい思い出です。
　そんな中、友人の一人がなにやらヘンテコなケースを持参してきました。小さくで分厚いセカンドバックのようなソレは自然と目を引きます。

「世界初の構造のデッキケース！DeckSlimmer」

　ソレは一体何かと問うと、なんとデッキケースだというのです。そしてそのお値段はなんと「3,480円」というかなーり高いもの。しかもなんと変形機構付きでカードが斜めに入っています。
　それを見た率直な私の感想は「え、高すぎやろ・・・いらなくね？」でした。デッキケースにお金をかけるより、カードにお金をかけたほうが合理的だと思っていたんですね。自分のデッキケースは龍魂紅蓮譚に付属していた公式のデッキケース。なかなかいい感じのものだったので、これで十分と満足していました。
　しかし、自分のデッキケースを改めて見ると「機能は十分。けど、ダサくね？」と思い始めました。TCG業界自体、おしゃれなものってあまりないような気がしたんですよね。かわいい女の子のイラストが描かれたものはそこらじゅうにあるのに。それだけに、そのおしゃれなデッキケースに目を奪われていたのかもしれません。
　気付いたら友人にどこで購入できるかを聞いていました。聞けばLINEとTwitterのフォローで貰えるかもしれない、とのこと。そこで初めて、公式のLINEがあることを知り、すぐに友達登録しました。プレゼント企画なども応募しましたが、残念ながら当選することはなかったです。第2次生産も、値段に足踏みしているとすぐに売り切れ。相当後悔しました。
　もう手に入らないのか・・・と思っていると普段よくお邪魔している店舗にあのヘンテコなデッキケース「DeckSlimmer」が置いてありました。受注生産とあったのになぜ目の前にと驚いたのを覚えてます。この機会を逃したくない、と気付いたら２つ、最終的には３つ購入していました。そしてこのヘンテコなデッキケースは、いまでは私のTCG活動において必需品となっています。これが、私がTOYGER製品と出会った理由です。

TOYGER Pros計画

　「DeckSlimmer」を変形させて遊んでいたそんなある日、TOYGERの公式LINEからとある計画を知らされます。それが「TOYGER Pros」活動。乱暴に纏めるとなにやらTCGで遊びながらお金が稼げるとのこと。正直な話半信半疑でしたが、まあとりあえずはと軽い気持ちでProsのほうもLINE登録し連絡待ち状態。数か月後に目途が立ったとのことで応募開始となります。以前から趣味活動を活かして収益を得たいと考えていたことからすぐに応募しました。応募開始からすぐに申し込んだので、割と早めに面談の約束を取り付けることができました。
　そしてTOYGERの方と面談をして、その熱量に心を動かされます。ただの遊びじゃない、本気でTCGについて考える。今までにない感覚でした。この時からぜひこの活動に参加して、すこしでもTCGの発展に尽力できればと思い始めました。ただの「趣味」から「活動」に変わった瞬間です。その後あれこれ事務手続きなどを経て、ついにプロプレイヤーとなりました。プロとなったことで、あらゆるジャンルのTCGの方と接する機会をいただいていますが、その方々の共通していることは「TCGが好き」だということ。その熱量はとてつもないものです。負けてはいられません。

最後に～これからの活動

　さて、プロプレイヤーにはなりましたが、そこで終わりではありません。プロになったのはあくまで「手段」であり「目的」ではない。プロになることが目的ならそこで停滞してしまいますからね。これからはTCGの楽しさを世の中に広め、TCG界への偏見を少しでも取り除く活動ができれば、と思っています。TCGプレイヤーだってオシャレにキメることができる。TCGプレイヤーがダサい時代は終わります。
　そして、ショップに足を踏み入れようかなと悩んでるそこの貴方。ショップ内ではプレイヤー達がシャカパチしながらカードをシバいてますよね。その中に入るのはかなり勇気がいることと思います。でも、なにも無理にショップに入る必要だってないんです。リモートポケカやデュエマでオンラインのみでも楽しめるんです。カードだって某フリマアプリや大手通販サイトで調達できます。おなじくTOYGER製品の「REMOTZ」を使えば、これ一つですぐにリモート対戦をすることが出来ます。いい時代になりましたね。

「REMOTZ 〜カードゲームのリモート対戦をスマホ1台で！〜」

　さて、TCGプレイヤーになるための手段はお渡ししました。あとはその門戸を叩き、プレイヤーになる目的を達成するのは貴方です。全TCGプレイヤーが良いTCG活動が送れますように。ここまで見て頂きありがとうございました。

　それでは、また。