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1ページ目ランクイン率60%超のコンテンツSEOの手法をまとめました

コンテンツマーケティングの会社を始めて10年経ちました。
特に強みとしている領域はSEOです。

最近、ビジネスではお客さん(お金をいただく関係)の増加を目指すけれど、経営ではユーザー(使った人がどうなるか?)の増加を目指すという概念を聞いて衝撃を受けました

おかげ様でエストリンクスは30名程度の会社になりましたが、より多くのユーザーに使ってもらうため、目先の課題は技術力よりも経営の組織化かなと考えています。
恐らく、経営者の方は人の課題が増えてくる従業員規模だと感じるのではないでしょうか?

前置き

今回「たしかにいつも経営のことを考えて発信しているけれど、自分たちがコンテンツSEOを専門領域としている」という発信はあまりしてなかったなと思ったので、この点について書きます。

生産本数は毎月500本前後を頑張って作っている状況です。
キャパシティについて、まずは10月までに毎月600記事できる体制を目指しています。

いまのうちの会社について友人から言わせると「提供スピードには遅いけれど、めちゃくちゃ美味いからリピートしたくなるラーメン屋」だそうです。

もっと余裕を持った生産体制を目指すぞ

コンテンツSEOについて軽く前置きすると、コラム記事を書いて狙ったキーワードでGoogle/Yahoo検索の上位表示を狙う仕事です。

お客様のWEBサイトにコアウェブバイタルの指標に重篤な課題があったり、どこからもリンクがなくて事業者の開示もできないドメインだったりしない限り、記事を投稿した際の狙ったキーワードでの1ページ目ランクイン率は60%を超えます。

当社にご相談いただく企業様の課題は「いま記事制作会社に頼んでるけれど、10本作っても1本が1ページ目に入るくらいです」というケースが少なくありません。

同じ価格帯の会社でも、当社のコンテンツSEOなら5倍以上の結果が出せます

当然まだまだ課題はありますが、自信のあるサービス作りができました。
どんなことをやっているから、いい結果が出せるのかを書きます。

成果の例

まずは直近3か月で自分が作った構成案の一部の成果事例です。

顧客サイトの順位状況

このサイトでは毎月4~5本ずつ構成案を作って14本中9本(約65%)が1ページ目にランクインしています

新規ドメインで10記事程度しか入れていない別サイトでも以下のような結果が出ました。

自社運営のテストサイト

10記事中6記事(60%)が1ページ目にランクインしています。
CPC(リスティング広告の入札単価)が高いキーワードでも上位表示できるので、勝てるSEOが提供できるレベルになってきたなと思いました。

他のサイトもだいたい同じくらいの結果が出ますし、ジャンルによっては自分よりも専門性が高いスタッフも増えてきました。

ちなみに、「経営者が直接構成案を作るの?」という意見もあるかもしれませんが、

  • 専門性が高いBtoBジャンルである

  • 20~30名程度の会社なら経営者が実務に入るのは珍しくない

  • 自分の腕前を維持するために手ごたえを持っておきたい

  • 自社のマーケティングにも還元できる

このような理由です。

ちなみに、戦術遂行に特化した会社ですが、戦術から利益を出して経営者の方に喜んでもらえることもあるし、我々も戦術から得た知見を貯えて戦略に活かせるようにもなりました。
戦術に特化した事業からスタートしましたが、WEBマーケティング会社としてさまざまな会社さんの案件で成果を出せている理由です。

6割の記事が1ページ目を獲得できる理由

さて、自社がSEOで勝てる理由は主に以下です。

  • トピッククラスター

  • 高精度なキーワードグルーピング

  • マーケティング視点での記事制作

ひとつずつ紹介します。

トピッククラスター

トピッククラスター戦略はhubspotが最初に提唱したSEOの考え方です。
以下公式サイトから画像を引用して解説します。

元々、hubspotのサイト内は各トピックの記事が分類されていなかったようです。

引用:hubspot|トピッククラスターを活用したブログの最適化

トピッククラスターはページをトピックごとに分類するSEO施策です。
hubspotはトピッククラスターをもとにブログの内容を以下のように分類しました。


引用:hubspot|トピッククラスターを活用したブログの最適化

トピックごとに分類し、ピラーページ(各カテゴリのトップページ)、クラスター内のコンテンツを作成し、専門性を掘り下げます。

具体的には以下のようなイメージです。

トピック:WEBマーケティング
ピラーページ:WEBマーケティングガイド
クラスターコンテンツ:SEO、SNS、リスティング広告、ディスプレイ広告…

このような専門性の掘り下げを狙ってキーワード選定を行っています。

高精度なキーワードグルーピング

トピッククラスターを実現するため、あるいはWEBマーケティングを達成する一つの手段として、当社はインターネットユーザーがどんな意図を持ってキーワードを検索しているか、定量的に区分するツールを開発しました。

自社開発のキーワードグルーピングツール

このツールはユーザーの検索意図を分類することを目的としています。
SEO業界の端っこに居ましたが10年以上の現役プレイヤーではあるので、検索意図について少し昔話を書きます。

昔のgoogleは、キーワードごとの検索意図を正しく理解することができませんでした。
例えば、「頭痛」と「頭が痛い」という2つのキーワードで検索したとき、まるで異なる検索結果になります。

他のサイトがどのようなキーワードで紹介しているか、タイトルに「頭痛(あるいは頭が痛い)」というキーワードが入っているかでしか、googleはページの意味を正しく評価できなかったからです。

Googleは言葉の意味を正しく理解していなかった

いまのGoogleは「頭痛」と「頭が痛い」の言葉の意味が同じであることを理解しています。
そのため、「頭痛」で検索しても「頭が痛い」で検索しても、いまのGoogleは「頭が痛いことに悩んでいるユーザーがいるんだな」と理解し、そのための課題解決にふさわしいであろうページを表示するようになりました。
10年前からは考えられない進化だと思います。

さて、同じ意味のページがサイト内に複数あるのはユーザーからすると不便です。

同じ意味のページがたくさんあると迷う

Googleはユーザーに対して便利なサイトを評価するという姿勢です。
キーワードの意味ができるようになった今は「同じ検索意図のユーザーがどのページを見たらいいか混乱するサイト作り」をしているサイトの順位を落とす傾向にあります。

当社が開発したキーワードグルーピングツールは、インターネットユーザーがサイト内で迷わないようなキーワード分類ができます

また、似た意味だけれど微妙に意図が違うキーワードが同じグループに所属しているとき、ユーザーの検索意図をより深掘りすることも可能です。
次の項目でも解説しますが、より深くユーザーの検索意図をとらえた記事制作にもつながります。

専門外のジャンルでペルソナを考えるときにアタリを付けるのは大変です。
最近はchatGPTが登場したこともあり、ペルソナを考えるための初期仮説を考える時間が大幅に削減されました。

「頭が痛い」で検索する人のペルソナ

前提がない状態で調べ始めるのと比べて、仮説程度でも前提があれば調べものがしやすくなります
そういう意味でもchatGPTの登場は自分にとって画期的だと感じました。

キーワードの意味を定量的に評価できるので再現性も高いです。
だから、安定して高い1ページ目ランクイン率を達成できます。

マーケティング視点での記事制作

ユーザーの検索意図を十分に理解したら記事を書きます。

記事を書くとき、自分が大切にしていることは「読者がどこに躓く(つまずく)か?を理解し、解消すること」です
例えば、躓くという言葉を漢字で書きましたが、普段使わない言葉(読者の理解を邪魔する言葉)が出てくると読むモチベーションや学習意欲が下がります。

わからない言葉をかみ砕いて解説することも必要ですし、概念理解を深めないといけない単語なら別ページで詳しく解説したほうがよいです。
このようにして、わかりやすい記事を作ったり内部リンクを繋いだりしてトピッククラスターを実現していきます。

また、文字だけではなく画像や動画を使うことも効果的です。

突然ですが、僕はホラー映画やホラー小説が大好きです。
鈴木光司著『リング』の中で「例えば、部屋の中の情報を文字で解説しようとすると大変だけれど、写真ならパシャリと1枚撮るだけですべての情報を収めることができる」という一節がありました。

実際に、オフィスの一区画を撮影してみました。

オフィスの様子

この部屋を解説しようとすると、5台のディスプレイがあって、明るめな木の机が5つあって…と書かなければなりません。
この解説をしているうちに、多くの人はうんざりしてしまうのではないでしょうか?

人が情報を伝達しようとするとき、写真や動画に文字は負けます。
愛知大学伊藤教授の論文(『文字から画像、そして動画へ』)では、「文字と動画では100万倍の情報量差があると考えることが可能である」と述べられていました。

また、右脳のほうが記憶力や直感に優れているとも言われます。
これは持論なので根拠は弱いですが、どんなに優れた理論でも、感覚的に理解できないことはフラストレーションを感じるのが人間だと思います。
みなさんもそういう経験があるのではないでしょうか?

自社コンテンツSEOのユーザーを増やしたい

現在、エストリンクスではコンテンツSEOだけで30社50サイト以上、毎月500記事を納品しています。

自分がやりたいことは、自分たちのサービスを静岡から日本に広めていくことです。
たくさんのユーザーにサービスを使ってもらって、
「サイトへの訪問者数が大きく伸びた!」
「社内でWEBマーケティングについて悩む時間がなくなった!」
このような世界を実現したいです。

静岡の企業さんのよい商品・サービスを日本全国に届けたいし、日本中とリンクするWEBマーケティングカンパニーを目指しているので、全国どこのお仕事も歓迎しています。
実は都内の企業さんからのご依頼が一番多いですが、和歌山・秋田・広島・岡山など、静岡以外の地方からの相談からも少なくありません。

1ページ目ランクイン率60%のコンテンツSEOのサービスには自信があり、結果でお返しできます
また、SEOでもサイト課題の分析・改善やキーワード戦略、SNS運用やリスティング/ディスプレイ広告と組み合わせた包括的なWEBマーケティング戦略も提案可能です。

爆速で改善しながら日本中に広がりを作っていきたいと考えているので、Twitterのフォロー/いいね/リツイート/ブックマーク、noteのスキと拡散お願いします!
そして、秋以降のSEO戦略に興味がある方はぜひ当社までご相談ください!
(めっちゃわがまま笑)



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