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読書記録1 イワンの馬鹿

生まれて初めて『イワンの馬鹿』を読みました。

トルストイの書いた民話。1885年頃に書かれた、三兄弟とその妹と三匹の小悪魔と一匹の老悪魔の話です。

簡単に言えば、戦いやお金ばかりに走らず、愚直に働け、という話ですね。

この本を読んで思ったことを2つ。

1、子供の頃、この本は学校の図書館にあったのを記憶していますが、全く手が出ませんでした。まずタイトルが好きではなく。馬鹿って、、、そんな言い方ない、と思っていました。

話はそれますが、私は子供の頃からちょっとへそ曲がりでした。小学校時代、本を読んだら教室後ろに貼ってあるポスターに丸いシールを貼り、読んだ本の冊数をクラスで競うという取り組みがありました。そんなに本を読むのは嫌いではなかったのですが、その競争には参加したくない、と思いシールを1個も貼りませんでした。そして授業参観に来た母親にこっぴどく叱られる、という思い出。子供の頃から自分アピールが苦手というか好きではなく、できるだけ目立ちたくないと思う性分です。

2、なぜ、この本を手に取ったか? 

それは装丁は素敵だったから。凹凸のある表紙、上下に余白のある本文。解説の部分の紙の色が違う。色使いも印象に残る。

タイトルが苦手で何十年も避けてきた本でも、素敵な装丁のために、手が伸び購入してしまいました。これは書棚に永久保存。また取り出して何度も読み返したい本です。

アンドエト、五十嵐でした。


イワンの馬鹿
作:レフ・トルストイ
絵:ハンス・フィッシャー
訳:小宮由
定価 1760円(本体価格1600円)
アノニマ・スタジオ|中央出版株式会社
https://www.anonima-studio.com/books/picture_book/iwannobaka/



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