魔法の急須
愛用している急須を磨いていたら、煙がモクモクと出てきて、ひとりの老婆が現れた。
「うけけけ、ワシは西の魔女じゃ。お前に魔法をかけてやるわぁ。」
僕は恐怖のあまり、気を失ってしまった。
目が覚めると、手紙が残されていた。
「今から24時間以内に、10個までの持ち物を選ぶんじゃな。それ以外は全て消えてしまう魔法をかけてやったわぁ。うけけけ。」
ちょうど良い。僕は身軽になりたかったんだ。
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