ヤンキー気質は一生もの?

タピオカ騒動で世間を賑わせたタレントが
復帰宣言後、間もなく引退したそうだ。
自他共に認める、
元ヤンが売りのママタレントだったが
あの騒動で、
あぁ、ヤンキー気質は健在だったんだな
世間は妙に納得した。

私の実家は、
ヤンキーが多いことで有名な北関東にある。

公立の中学校だったこともあり
確かにヤンキーは多かった。
普通の子とヤンキーが
あたり前に仲良く共存していた。

今思えば、
私の友達も、学校で一番勉強のできる子から
学校で一番のヤンキーまで、バラエティに富んでいた。

家庭環境も様々だった。

いろんな子がいる
という経験は、大人になってから
きっと役に立っていると思う。多分。
どれが正解かは分からないけど
とにかくいろんな子がいるんだ
という皮膚感覚。

その後に進学した短大は
都内でも名門と呼ばれている
四年制の女子大の中にある短大だった。
短大に通う子も
小学校からずっと学級委員してました
という優等生ばかりで

話があまりにも真っ当すぎて退屈なので
他大学の軽音サークルに入って遊びほうけていた。

結婚、子育てを経て

大人になってから
飛び込んだネイリストの世界は
もちろん学歴など一切関係なかった。

始めの3年間はサロン勤めをしたのだが
それはもう、他種多様な女子の集まりだった。

大家族の中で育った、定時制高校出身の子。
中学校を出てから、整形したり
風俗で働いたり、工場で働いたりしながらも
マンガを描くのが好きだった子。 
大手企業から脱サラした子もいれば
子育て中の主婦もいる。

共通点は同じ仕事を選んだことだけ。

性格も頭の良さも、さほど大差ない。
ただ、危なっかしい子達は
肝心な場面で、情にほだされたり
心が折れたり、はた迷惑に周りを巻き込んだり。

側で見ていても、そっちを選んじゃうのかぁ。
もっと幸せになれるかもしれないのになぁ
と思うことがよくあった。

まぁ、私だってもう何十年も
自分では真面目に考えて
精一杯頑張ってきたつもりなのだが
結果的には
よく分からない人生を歩んでいる。

でもまぁ、今が一番平和で
幸せと思えるから良しとしよう。

ところで
ヤンキーは死ぬまでヤンキーなのだろうか?

私は、ヤンキーではなかったが
人格形成時の環境とは恐ろしいもので
やんちゃな小僧達が、ただただケンカをする
クローズとか、パッチギなどの映画はワクワクする。

関西での暮らしも長かったので
心の中で毒づく時は
自然と関西弁で思考している。

福岡に来てからも
あまりに失礼な態度で絡んできた人に
おもわず「あぁっ?」とスゴんでしまって
周囲がしーんとなった事がある。

何事もなかったように即座に封印し
もとのおっとりキャラに戻しましたけど(汗)


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