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忌談 福澤徹三

アンダーグラウンドな世界に生きる人々が出会った
聞くだにおぞましい話
キャバ嬢、風俗関係者、裏街道に生きる人々……。

そんな彼らが出くわした怖い話、嫌な話、おぞましい話……。

 鳩が集まる所には霊が集まるという
俗説がある。

  この本のお話は実話なのですが
怪談というよりは、気色悪い話が
ほとんどでした。

 橋本京明さんが何かで仰ってたのが
幽霊より生きている人間の方が怖いという話。

 この本には幽霊でない話もあるのですが
確かに生きている人間の方がしつこい。

 「もう許してあげてもいいじゃん」と
言いたくなる箇所が多分にあった。

 私も誰もいない道を散歩していて
不思議な人を見たら
「頼むお化けであってくれ!!」と
お祈りしてしまう。

 私に霊感は皆無なのでその不思議な人は
たいていバッチシ足がある。

 逃げるが勝ちだ。

 でも面白かったです。
登場人物がデリヘルだったり
パチプロだったり、雀荘の定員だったり
ホストだったり、夜の職業の方が多いのが
奇怪でありました。

 オカルト好きの方には物足りないかも
しれませんんが

 おすすめです。

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