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戦国武将を推理する 今村 翔吾


 直木賞作家が8人の戦国武将をプロファイリング!

英傑(信長、秀吉、家康)から、著作『じんかん』の主人公・松永久秀や『八本目の槍』の石田三成まで、8人の英雄たちの素顔が浮かび上がる。
彼らは何を目指し、何に賭け、何に心動かされたのか――今村流推察で解き明かす。

   

 天才今村翔吾先生のプロファイリング。
面白くないわけがない。

 めちゃめちゃ面白い。
それぞれの武将の喜怒哀楽と乾坤一擲の
解説がある。

 乾坤一擲(けんこんいってき)
   思い切って勝負に出ること。

 それがまた泣かすのです。
 
 それぞれの武将の天下人となった
気持ちの移り変わりというか、目線の変化で
孤独を感じる所がジーンとしました。

 天下人になれない志半ばで亡くなった武将との
違いに、なるほどと今村先生の慧眼に
思いを馳せた。


  名将と謡われた武将も、親だったし
夫だったし、上司だったし部下だったし

色々な顔があって当たり前なのですが
 やはり、苦労したんだな、気を使ってたんだな
と、思いました。
 
 現代人にも通ずるものがありました。

 
 前に読んだ本に書いてあったのが
世界最古の文字パピルスに書かれてあった文が

ピラミッドの現場監督の文字で

「二日酔いで欠勤
 サソリに刺されたので欠勤
 親父の誕生日なので欠勤」
という部下の出勤簿だったそうです。

 どこにでも阿保がいるな・・・。
と微笑ましかったです。

 全然関係なかったのですが、とにかくこの本は
おもしろい!!

 本当におすすめです。
  楽しいです。

 もう一回 「塞翁の盾」「じんかん」「八本目の槍」を
読みたくなりました。


ジャイアントキリング
下位の者が上位の者を負かすこと。大番狂わせ

 畿内 きない

「近畿地方」の意味
京都・大阪・滋賀・兵庫・奈良・和歌山・三 重の
2府5県を含む区域。

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