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ライト・スタッフ 山口 恵以子

 映画観客人口がピークを迎える
昭和33 年。
名優、名監督が綺羅星のごとく
存在した時代。
刻々と移り行く時代のなかで、
それでも変わらない心揺さぶるもの、
人が懸命に生きる姿を、描く!


   
  昭和30年代の映画の世界。
 先の見えない劣等感のある青年の成長物語。

  読みながら「青春だなぁ」と感じました。
主人公の青年は普通の青年。

 周りの才能ある若者の勢いに
巻き込まれ翻弄する。

 素直な主人公には自然に努力し
照明の実力を磨いていく。

 周りの先輩や同期に助けられながら
人生を送る。

 才能ある同期はお金も名声も手に入れるが
一番大事なものを失っていく。

 それがこの本のメインテーマ・

 信用だ。

 主人公の青年は才能は無いが
真摯に懸命に素直に仕事に取り組む。

 人の悲しみに寄り添い
 人の喜びに歓喜する。

 晩年も彼は仕事に想いを馳せる。

 素晴らしい本でした。
 この本はおすすめです。


ライトスタッフ


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