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お子さんは?と聞かれたら

心身の回復に努めるはずが、胎盤遺残による大量出血で急遽入院したりどん底の1ヶ月でした。
(輸血をするレベルでちょっとしたトラウマになりました)
なんとか前向きにと思っていたタイミングでの入院は身体はもちろん精神的ダメージが大きくて、孤独を感じる日々でした。

退院後の自宅療養を経て、日常生活に戻ってきたある日。来客時に久しぶりにストレートに子供のことを聞かれました。(以下お:おばあさん、私、嫁:おばあさんのお嫁さん)

お「お子さんいるのよね?」
私「いないんです」
お「今お出かけしているの?」
私「あっ、まだ子供がいないんです」
お「あら、跡取りいないと困るでしょう〜」
嫁「お義母さん、そういうことは…それにまだお若いんだから」
私「(全然若くないんだけど…)いいご報告できるとよいのですが」
お「おうちも寂しいでしょう、子供いないと」
私「(とほほ)」

また、入院中にご迷惑をかけてしまった方に挨拶に行った時「今妊婦なの?」と聞かれてドキッとしてしまいました。よくもそんな風に聞いてきたわね、という怒りはさておき。
(実はこの方、去年の流産のことを知っているのです。そして、そのことを言いふらされてしまった苦い経験から今回の一件は明かしていませんでした。)
「妊婦だったらよかったんですけどね、また頑張ります」と何とか答えると、「そうだよ頑張らなくちゃね」と。頑張ってるんだけどね…。

結婚してから子供について聞かれることって意外となくて、双方の両親から催促されたこともなく恵まれた環境にいると思います。
結婚が遅かったし何らか思われている方はたくさんいらっしゃると思うんですが、直接聞かれる機会はあまりありませんでした。でも忘れた頃にたまーに言われることはあって。
年配の方の価値観で悪気なく言われていることだしとあまり気に病まないようにしています。
ただ不意打ちで言われるとダメージを受けてしまう…。
入院から自宅療養が続いてしばらく人と会わなかったせいか、自分のコミュ障度も増しているような。
リハビリしていかなくてはですね。

もし1、2週前に言われていたら、まだぽろっと泣いてしまっていたかもしれません。
涙腺が壊れて、泣く閾値がすっかり低くなってしまっていた頃を思えば、少しずつ元気になってきている?のかも。頑張ろう自分。


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