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バイクに乗るきっかけ

初めてのバイク

初めてバイクに乗ったのは、19歳の時。もう20年以上前の事になる。
大学のサークルの先輩が乗っていた原付スクーターを借りて、近所のコンビニまで買い物に行ったのが、最初だった。
50ccとは言え、自転車とは違う加速力があり、何か爽快感を感じ、機会があれば、また乗りたいと思うようになっていた。

それから、大学生活の中で、バイトや買い物など、ちょっとした移動に原付スクーターがあると便利だなと思い、安い原付があったら購入しようと探すようになっていた。ちょうどそんな時、先輩から「友達が乗っていた原付を無料で譲るよ」と聞いた。

『無料で譲る…』その言葉の裏には『原付は、ボロボロだよ。壊れている箇所は自分で直してね。』という意味が込められています。一度、現物を見てみることにしました。そこで出会ったのがこれです。

YAMAHA DT50

実物はもっとボロボロでしたよ。そのバイクを見た最初の言葉は
「これスクーターじゃない・・・バイク?」

一般的なバイク(いわゆる普通二輪車)に比べて、小柄だけど、クラッチもシフトペダルもある。バイクと同じ構造・・・

当時、普通自動車免許しか持っていなかったので、
『これ本当に車の免許で乗れるのか?』という疑問が湧いてきた。しかし、法律上は原付バイクの扱いで、問題なかった。

次に、壊れている箇所や不具合を確認
・鍵が壊れている
・スピードメーターが動かない(らしい)
・マフラーがオイルまみれ
・バッテリーが上がってそう など

とりあえず、エンジンが動くか確認。セルモーターのないバイクで、キックペダルで始動する方式でした。バイクに跨り、ペダルを踏んでみたが、反応なし。10回くらいキックしたら、エンジンが動きました!(ちょっと感動)

ここまで確認し、このバイク(DT50)を譲り受けることにしました。(無料ですけどね)

自宅までの道のり

次に、どうやって家までバイクを持っていくかです。当然、バイクに乗って帰るのですが、生まれて初めてのクラッチ付きバイク!まだ、半クラッチの感覚も分からずに、いきなり公道を走るのは危険すぎます。近くの空地までバイクを押していき、そこで暫く練習してから帰りました。

家まで帰る道のり(5kmもなかったと思います)で、スピードとエンジン回転数に合ったギヤを選択しないと、上手く加速しない事に気付きました。そして、スピードに合わせて、ギヤをアップ/ダウンさせ、バイクを操作する楽しさにハマっていきました。

家まで帰り、これから、少しずつ整備することになるバイク(DT50)を眺めて、何だか楽しくなり、普通二輪車の免許を取ることを考え始めていました。
もし、この時、原付スクーターに乗っていたら、私は、二輪の免許を取っていなかったと思います。

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