神様。仏様。亮潤様!
ここ数日、新型コロナウィルスの感染数が減ったことで飲食店やイベントなどが少しづつ活気を取り戻しつつあります。残念ながら当社が事業を展開をするブライダル業界では、まだまだコロナ前の平時とは程遠い厳しい状況が続いています。
メディアで取り上げられることは少ないのですが、年配のご親族や職場の上司・同僚、遠方から出席する古くからの友人などが一堂に集まる結婚式(ブライダル業界)ではコロナウィルスによる影響が非常に大きく全国の新郎・新婦の皆様がつらい思いをしている状況が続きます。
何とか事業の業績を回復させたい!
一刻も早く一生に一度の大切なイベントである結婚式を何の心配なく挙げられるようになってもらいたい!
もう神頼みしかない!
ということで、今回はお寺さんに祈願にいってきた報告です。
いざ仙台慈眼寺へ!
今回は、福聚山 慈眼寺というお寺で祈願 護摩焚きをしていただくため宮城県仙台市秋保へ行ってきました。
こんな折ですので経費削減の為、東京から約6時間かけて車で仙台まで行ってきました。
なぜ、わざわざ仙台まで?
と思うかもしれませんが、
実は福聚山 慈眼寺は知る人ぞ知る凄いお寺さんなんです。
福聚山 慈眼寺は2003年に建立された非常に新しいお寺です。有名なお寺って「1000年前に建立されました!」とか「○○天皇が建立しました!」とか長い歴史を持つイメージがありますよね!ちなみに最も有名なお寺の一つ奈良の東大寺の建立は741年なので、いかに新しいお寺かがわかります。
そんな新しいお寺である福聚山 慈眼寺がなぜすごいかというと建立した住職さんがすごい人なんです!
塩沼亮潤大阿闍梨(しおぬまりょうじゅんだいあじゃり)
↑出展:慈眼寺公式HP
慈眼寺を建立したのは塩沼亮潤大阿闍梨といいうお坊さんです。ちなみに阿闍梨(あじゃり)とは仏教の用語で先生の意味。大阿闍梨なので大先生ですね。
塩沼亮潤大阿闍梨は「大峰千日回峰行」という修行を満行されたことが有名です。「大峰千日回峰行」は往復48キロの山を歩き山頂まで行くことを1日1回1000日間行う修行です。修行のための山道なので普段登山者がいるような山道ではありません。ゴツゴツの岩場や切り立った崖ばかりで、一歩間違えれば命を落とす危険がある道のりを夜は提灯一つで進んでいきます。そしてこの「大峰千日回峰行」を満行したのは、その1300年の歴史で二人だけ。日本の歴史上沢山のお坊さんがいますが1300年に二人しか満行できなかった過酷な修行を成し遂げた一人が塩沼亮潤大阿闍梨なのです。
さらに塩沼亮潤大阿闍梨は四無行と呼ばれる飲まず・食わず・寝ず・横にならずを9日間続ける修行も満行されています。一般的に人が飲まず食わずで過ごせるのは72時間が限界と言われているらしいです。9日間なので216時間です。人の限界を超えているどころの話ではありません。これに寝ず・横にならずが加わるのですから、もはや人間がなせる所業ではないのです!
世界には沢山の神様や仏様がいますが、神話として「死んでから生き返った」とか「普通なら死ぬようなことから生還した」というストーリーが残されている場合も少なくありません。
私も素人ながらに生きた神様・仏様と感じさせられてしまうのが塩沼亮潤大阿闍梨なんです。そんな生きた伝説のようなお人が建立したお寺での、ありがた~い祈願 護摩焚きです。本当か?嘘か?福聚山 慈眼寺の祈願 護摩焚きで願いが叶ったという人が後を絶たないのだとか。
願いが叶うかはさておき、コロナウィルスの厳しい状況が少しでも良くなるように福聚山 慈眼寺に祈願に行ってまいりました。
護摩焚きは先着順
↑当日の朝9時に撮影
現在、新型コロナウィルスのこともあり慈眼寺の護摩焚き一般公開は毎月第三日曜日の月に一回です。先着順で朝9時に整理券が配布されます。
何時から並べばよいか悩みましたがホテルの朝食が7時からだったため朝食を終えて7時30分にホテルを出発。慈眼寺には8時前くらいに到着しました。9時の整理券配布前に到着すると窓口で整理券の整理券をいただくことができます。1時間前の到着でしたが、いただいた番号は71番でした。
↑整理券の整理券
ちなみに、整理番号69番までは御堂の中。70~99番は御堂横の廊下。100~120番は廊下の後ろ通路といった具合です。(座席数はコロナの状況によって変動するかもです)あと少し早ければ御堂の中だったのですが今回は廊下から拝見させていただきます。ちなみに廊下からでも、しっかり拝見できましたよ。(その日は、最終的に150名くらい参拝者がいたと思います)
整理券をいただいたら、護摩焚き用のお札に願いを書いて事前に渡しておきます。
護摩焚きには通常と特別の2種類があります。
↑通常用のお札(この板に願い事を書きます)
通常のお札は1枚300円で何枚でも書くことができます。また家族や友人のお願い事を代理で書いてもOK。祈願 護摩焚きでは、これをお経を唱えながら燃やしていきます。
↑特別用のお札
特別のお札は5000円から(上限なし)です。この場合は、別紙の申込用紙に願い事を記入して提出すると護摩焚き開始までに上記のようなお札を用意してくれます。これを祈願 護摩焚きしている間中、祭っていただきます。※護摩焚きが終わると持ち帰って神棚やオフィスに置きますので燃やしません
今回は折角なので特別用で祈願 護摩焚きをしていただきました!
整理券をいただいても9時の本整理券をいただかなければ参加できません。番号を呼ばれた段階で、そこにいなければ番号をどんどん飛ばされてしまいます。遅刻することなく、もう一度9時にお寺入口に行く必要があります。
↑本整理券
いよいよ護摩焚き開始!
13時から御堂内への入場が開始。参加する皆さんが座席につくといよいよ塩沼亮潤大阿闍梨が御堂にお入りになられ、着座されると護摩焚きが始まります。
ドンドンと太鼓がなり、チーンチーンとリンの音が鳴り始めるとお経と共に突然勢いよく煙が立ち込め火が付きます。その後、約1時間をかけてお経と共にお札が燃やされていきます。
↑出展:慈眼寺公式HP(御堂内はもちろん撮影禁止です)
普段は中々味わうこととのできない厳かな雰囲気と、ほどよい緊張感に包まれる一時間でした。「心が洗われる」というのは、まさにこのことだな~なんて思います。
護摩焚きが終わると最後に沼亮潤大阿闍梨から有難いお言葉をいただいて終了です。
最後に入口で一礼して帰宅の途につきます。
↑慈眼寺入口
私自身、信心深い方ではないので普段からお寺や神社に行ったりすることが少ないタイプです。ましてや護摩焚きは初めての経験でした。日常から離れて、お経を聞きながら、ゆっくり今までのことを振り返ったり、これからのことを考えるのもいいものだなと心から思いました。
結婚をして新生活を迎える新郎・新婦の皆様は特にお祈り事が多いかと思います。機会があれば是非、福聚山 慈眼寺の祈願 護摩焚きに参加してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、参加する場合には塩沼亮潤大阿闍梨の本を一冊読んでから行くのがおススメです!
ありがたみがグッと増します。
コロナウィルスなどによりスケジュールは変動的かもしれません。参加される場合には、事前にHPや電話などで詳細確認をするのがおススメです。
慈眼寺公式HPはこちら