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アンカークリニック船堀をはじめた2人の医師を紹介します!ーー内科・整形外科・夜間診療【医師紹介】ーー

アンカークリニックのしゃらいです。この記事では、2022年1月に開院したアンカークリニック船堀で、夜遅くまで診療を行う2人の医師を紹介します。

目次

★2人で開院!医師たちの関係性は?
★2人の考え方
「薬は不必要に処方したくない」「レントゲンは必要最低限」!?
その理由は?

Interviewee①

内科担当・宮﨑医師

宮﨑 紀樹 Kazuki Miyazaki
診療科:内科, 循環器内科, 呼吸器内科, 糖尿病内科, 発熱外来
専門医:循環器専門医/救急科専門医
略歴:京都大学医学部卒業. 東京都立墨東病院循環器科救命救急センターで循環器を中心に内科救急医療に従事

情に厚く涙もろい. 優しいのに強気な態度で誤解されがち. 実は打たれ弱い. 熱い想いで東京都区東部の救急医療にメスを!

Interviewee②

整形外科担当・藤井医師

藤井 達也 Tatsuya Fujii
診療科:整形外科
専門医:整形外科専門医/日本医師会認定産業医
略歴:千葉大学医学部卒業. 総合病院国保旭中央病院、国立病院機構千葉医療センター, 成田赤十字病院等の千葉県内で整形外科, 外傷/救急医療に従事

熟慮と行動の最高のバランス. お酒と夜弱い.困ったことも, いつも笑顔で応える.熱い想いで区東部救急医療の屋台骨に!

アンカークリニック船堀。夜間受付22時まで診療

―まずはじめに, 2人の関係性を簡単に教えてください

藤井:出会いで言うと、T&Aマイナーエマージェンシーという院外勉強会のインストラクター同士で知り合いました。
その勉強会は救急外来における軽症・外傷などの手技を学ぶ医師向けの勉強会なんですが、そこで全国各地へ行ってともに学んでました。

藤井:僕はその頃、千葉の病院で働いていたのですが、宮﨑先生から東京都区東部の救急医療体制の現状について聞き、自分たちで何かできないか、ということを試行錯誤するようになりました。

宮﨑:藤井先生に救急医療の話をして意気投合し、自分たちで理想の医療機関をやってみよう!ということで1月にアンカークリニックを開院しました。
これは区東部に限らずだと思うんですが、

夜間に急なケガや病気になったときに受診先を探すのって大変だよね

ってことで、
まず22時30分まで診療する夜間診療を行っています。月曜から土曜、、22時30分、、眠いよね?

藤井:眠いね(笑)

宮﨑:熱い想いはありますが、正直想いだけ、自分だけでは始められていない。自分が車体で、藤井がエンジン、そんな関係性だと思ってます。

藤井:エンジン!を担えているかはわからないですが、宮﨑先生の熱い想いを聴き共感し、今は一緒に救急医療の課題を解決できたらって思っています。

宮﨑:道は遠いね

藤井:遠いね(笑)頑張ろう!

しゃらい:車体とエンジンですか。いい関係性ですね。

ーー続いて, 二人の診療スタイルについてもう少し詳しくうかがっていきます. 

宮﨑先生はポリシーとして 「薬を不必要に処方したくない」 と聞きましたが, 真意を教えてください.

宮﨑:ポリシーというか、基本は自然治癒だよね、と思っています。よく患者さんから「この前はこの薬飲んで治った」とききますが、もしかするとそれは、「飲まなくても治っていた」ということかもしれません。
もちろん症状で身体がしんどいと感じる時は、症状に対する薬を飲んでもいいかなとは思うけれど、「なんでそんなに薬を飲みたいのかな?」と感じる時はあります。

ーー患者さんからすると, 最短で楽になりたいってことだと思いますが…それでもだめなんでしょうか.

宮﨑:薬を出して症状がよくならなかったら、薬の種類がどんどん増えることがあります。
例えば

痛み止めを出して、気持ち悪くなった→吐き気止めを出す→痛みはなくなった→吐き気止めの薬だけ残る

みたいな。
この例は極端だけど、改めて今飲んでいる薬がなぜ必要なのかということを考えたい。「一回この薬止めてみましょう。ほら何も起きないでしょ」ってことが実際にはあります。

ーーなぜ必要かは, どんなふうに考えればよいのですか?

宮﨑:生活習慣病はリスクの層別化が肝です。ハイリスク層には手厚く治療を行い、ローリスク層は様子を見る(経過観察)など、診療方針が変わります。
 要はそれが本当に必要な薬か、なぜ必要なのか、ということを患者さん一人ひとりに合わせて深堀して考える必要があります。

宮﨑:逆に一つの病気に対して複数の薬を処方しなければいけないものも少なからずあります。

例えば心筋梗塞などがそう。

一概には言えないですが、心筋梗塞の患者さんには健康志向があまり強くない、不摂生な方もいます。そんな人は薬嫌いなことが多い。そういう方はすぐ薬を減らしたがるし、症状がなくなったら病院へ来なくなるケースもある。
 そういう場合には「逆にこれだけは最低限飲んでください」ということを伝えます。でないと本当に危ないから。

宮﨑:あとは、「様子を見る」ということですが、例えば薬をいきなり3種類出して様子を見るってこともしちゃいけないと思うんです。
 もちろん全然効果の異なるもの、診療方針があって出すのであればいいですが、3種類出して効果があった場合に1種類でも効いていたんじゃないか、って疑念が残るような出し方は良くない。

 薬はできるだけ飲まない方がいいじゃないですか。持続可能であれば、食事や運動など、努力でできるならそのほうがいい。そう思っています。

ーー運動ですか…しんどいことはやりたくない, 薬で手っ取り早くって考えちゃいます(笑)

宮﨑:色んな患者さんの考え方に寄り添うことが重要だと思うけど、
その人に必要な薬はどれで、どれが必要でないかを分けることが一番重要だと思っています。
 もっと言うと、患者さん1人1人が自分の身体や病気のことにもっと興味を持って欲しいです。

コレステロールが高いから薬を飲むということではなく、その後の重篤なリスク(心筋梗塞や脳梗塞など)に対しての対策なんだってことをもっと目的意識をもって一緒に考えたいですね。

ーー藤井先生はどうですか?

藤井:本当にその薬が必要な人、そうでない人を分ける必要あるよね。整形外科でも同じです。寄りそうポイントは、正しいことを患者さんの考え方に沿って説明することが重要だと思っています。

宮﨑:確かに、、正しいからって頭ごなしに「その薬はいらない」っていうと、受け入れ難いよね(笑)

藤井:ですね。説明の仕方が大事(笑)
整形外科で言うと、レントゲンは不必要に撮らなくていいと思ってます。
例えば、診察で筋肉を押して痛いなど、痛みの原因として骨を疑わないならレントゲンを撮る必要はないかなという感じです。

藤井:受診理由としてレントゲンを撮りたいからって来る患者さんもいるので、撮る場合もありますが、まずは何が心配か、レントゲンで何を知りたいか患者さんの悩みを聞いて、それなら撮らなくていいという説明をして納得してもらっています。

藤井:ただ、やみくもに撮らなくて良いとかではなくて、同じ腰痛でも、脚立から落ちた30代の人で腰が痛い場合はもちろん撮りますし、指を動かしていて徐々に痛くなってきたという腱鞘炎が疑われる方には撮りません。
 要は原因として骨を疑うかどうか、診療方針上にその検査が本当に必要かどうか、かと思います。そういう意味では、宮﨑先生と考え方は近いですね。

ーー小手先の対処ではなく, 患者さんと一緒になって根本原因を深堀していく, そういった姿勢が二人の共通点なんですね.

しゃらい:そんな二人の熱い想いのつまったアンカークリニックをもっと知りたいと思ってくださったら↓↓↓


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