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【読書ログ】ワーキングカップルの人生戦略

この本を読んだので、感想noteです。

サクッと読めるボリュームの割に、琴線に触れる部分が多かったのが印象的でした。

読む前に期待していたこと

少し結婚を意識する機会が増えた事があり、結婚後について想定しておくべき内容を知りたくて手に取りました。

良い本であればパートナーにも読んで貰おうと思っていました。

本の内容で気になったポイント

一家の大黒柱という考えは古い。夫婦で共に支える二本柱である。

結婚前の価値観のすり合わせとして、ざっくりした家計を描いてみるとよい。これを「将来エクセル」という。生活費の配分や、旅行の頻度や行き先など。ざっくりしたものでもお互いの将来設計や価値観が「見える化」される。

行動変容して欲しい内容は「褒め」をベースにする

家事の分担は小さなものも全てリストアップし、それぞれに得意・苦手を意識したポイントをつける。そして互いのポイントが同程度になるように分担していく。

家事も育児も「裁量権のある仕事」にしていく。どちらかが割り振るタスクベースでは、タスクしかやらなくなったり、自分ごとにならなくなったりする。特に育児はPJT! 観客になってはいけない、プレーヤーとして参加すべし。

妻が妊娠した時、主役は妻であり夫はそのサポート役。妻がボクサー、夫はセコンド。

単純に費用だけを考えると、育児休業取得にあたって会社が直接的に負担するコストはない。

男性にとっての育児休業はサバティカル(新たなアイデアや視野の広がりを得るためにまとまった休業期間を取ったり、別の分野について研究したりする、アカデミズムの分野で使われる言葉)である。

感想

著者の小室さん、駒崎さんがそれぞれ別々のパートナーと共働きで生活していく中で得た知恵を妻と夫の両方の視点からまとめられており、分かりやすくて良い本でした。

これさえやっていればOKというわけではなく、こういった知恵を生み出すまでの夫婦の対話の過程が大事なのだと思うので、共にこの本を読んで感想を話し合うといった時間を取れると良いなと思っています。

また個人的に一番驚きだったのは、「単純に費用だけを考えると、育児休業取得にあたって会社が直接的に負担するコストはない」という点。育児休業給付金は雇用保険から出るんですって......これは本当に知らなかった。これは全サラリーマンの常識であるべきですね。

本当にサックリ読めるボリュームに対して学べた事が多い本でした。まだ読んだ事が無ければ、サックリ目を通すのをおすすめします。

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