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【イベントレポート】DDD Talk MeetUp #3

DDD Talk MeetUpに参加してきましたので、イベントレポートです。

全体ふりかえり

アンカンファレンスもLTも、ついでに二次会まで、良い学びを持ち帰ることができました。

それぞれの内容は以下に簡単に振り返っていますが、設計論の話をするためか参加者の方全員、視座が高い印象を受けました。

アンカンファレンス前半

アンカンファレンスって?
私は初めてアンカンファレンスというものに参加したのですが、DDDに関するトピックがいくつか挙げられて、テーブルごとに分けられていました。そのテーブルに入っていってトピックについて話す、といった形でした。

最初に選んだトピックは確か「DDDに何を求めるのか」という話だったと記憶しています。

私がテーブルについた時、ちょうど「DDDはやって当たり前の事を書いているのだと思う」という話をされていた所でした。そこで私は「自分はソフトウェア開発の経験がまだ浅いのだが、DDDではない設計をした場合にどうなるのだろうか?」という問いを投げてみました。

ベテランの方が多くいたためか、過去保守が大変になったコードの例をいくつか挙げて、DDDできちんとやるのは、スピードは損なうかもしれないが、その後保守し続けるには必須だろうという話に落ち着きました。

LT

1LTにつき3行縛りで感想を書いていこうと思います!

ほげさん 「DDD完全に理解した」の次

「巨大なわからない」を「小さく分割」というのは、この後の私のスライドと被るテーマでとても共感しました。具体的・抽象的と専門的・一般的の4象限に分けるやり方も参考にしたいなと思いました。

白柳隆司さん ValueObjectから始めるDDDのスモールステップ

そうそうそう、こういうのが知りたいんです! という痒い所に手が届いた感じ。どうしたら始められるのか? という多分多くのDDD初学者が陥る落とし穴みたいなものに解を出してくれました。

@uskwitterさん Full-Stack JavaScript meets DDD.

JavaScriptはフロントエンドとバックエンドの両方で使える → ならドメイン知識を共通部分に置ける! という強烈なハックでした。Node.jsは自分も勉強し始めているし、真似してみたい!

脱脂綿 DDDを図に描いてみた

自分のLTです。間に合って良かったのと、まあ割と良いこと書いてるな自分という自画自賛。自分の学び方として継続していければなと思っています。

hirodragonさん 意訳 Domain-Driven Design

「DDDの目的」というスライドで、「実装時に発見した考慮漏れを1に戻り反映する」という内容があり、やばい忘れてた、という気持ちに。実装をドメイン分析にFBしてこその良きDDDです。

矢崎 博英さん 概念モデルはどこまで「数学的」になれるか

今私のホットトピックである数学とDDDが絡められた、じっくり見返したい資料です。集合論とDDDは絶対に相性良いです。数学的な思考でDDDをきちんと説明できるようにしないとなあ。

アンカンファレンス後半

自分のLTにコメントくださった方が居てありがたかったです。

白柳さんと同席する事ができ、「Value Objectから始めよ、という話は共感したのですが、レビューはどうしたらいいでしょうか?」という質問をしてみました。DDDに理解のある人を盾に上手いこと政治をしましょう、という回答を得て、まあ設計論を実践するには政治が必要だね...という所に落ち着きました。

二次会

二次会では、BIGLOBEさんのDDDへの取り組みが素晴らしいという話を聞けました。軽くググるだけで出てきますね。

カジュアル面談のひとつの形式として、DDDの実践の場を提供しているのも面白いです。行ってみたい。

また、大学院進学を目指している方とたまたま同席して、JAISTについての情報交換ができる機会に恵まれたのがとても良かったです。

まとめ

軽量DDDと呼ばれる実装論までではなく、本当の意味でのDDDを実践するのだ、DDDを机上の空論では終わらせない、という意思を持った人達の集まりでした。

自分の視座がまだ低いことも含めて、勉強になる1日でした。

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