交換留学最後の日に振り返って
もちろん一年前は、つい一週間前までは、まさか途中で留学生活に終止符が打たれるなんて思いもしなかった。
正直帰国を決断した後も実感はなく、なんでこのタイミングでコロナ広まったのっていう怒りや悲しみが湧くこともなく。ただ淡々と荷造りをはじめ、友達に最後の挨拶を直接または携帯越しにして最終日を迎えた。
”あ、そうかこの子と会えるのもしかしたら最後かもしれないんだよね。”
その事実を頭では分かるんだけど、本来伴うはずの感情が可笑しいくらいに追いついて来なくって、それを冷静にあたか