スギナは雑草ではなく、ヨモギのように役立つ草。
あーなんだです。
先日日本でも屈指の薬草・ヨモギを取り上げましたが、同じくらいすごい野草・スギナの話です。
原爆を落とされた大地に、最初に生えてきたのがスギナだった、という逸話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
生命力・繁殖力の強力さから、面倒な雑草扱いされてもいます。
そんなすごい生命力を持っているスギナは、人間にもすばらしい恩恵をもたらします。
■スギナの効果・効能
スギナの効果・効能をAI(Bing COPILOT)に聞いてみました。
①利尿効果
スギナには葉緑素が含まれており、利尿作用を促します。体内の余分な水分を排出し、むくみを解消する効果があります。
腎臓病や肝臓病、心臓病からくるむくみにも効果的です。
②自律神経の整調
スギナに含まれるナトリウムやカルシウムが自律神経の乱れを整えてくれます。春先の強烈な眠気や自律神経の乱れにも効果的です。
③爪・歯・毛髪の健康
スギナには豊富なカルシウムが含まれており、爪や歯の健康をサポートします。また、毛髪の育成を促進し、ダメージを軽減する効果もあります。
④デトックス効果
スギナに含まれるケイ素はデトックス効果があり、有害物質を排出してくれます。老化防止や美肌作用にも寄与します。
ヨモギに劣らない効果が並んでいます。
ヨモギと共通するのは、利尿効果とデトックス効果。
このデトックス効果は主にケイ素という成分によるものですが、このケイ素は「第3の目」と目されている脳内の松果体を活性化させるという話があります。
真偽のほどは分かりかねますが、注目に値する情報だとは思っています。
②自律神経の整調、③爪・歯・毛髪の健康は、特にこのあたりでトラブルを抱えやすい女性にはオススメできるポイント。
■雑学:スギナの正体
スギナはつくしが大きくなったものというイメージを持っていましたが、実はそうではありませんでした。
同じ地下茎(地中に埋まっている茎)から生えてくる、別機能を持ったものでした。
つくしの役割は、胞子を飛ばして繁殖させること
スギナの役割は、光合成をして養分を作ること
つくしとスギナはこのように役割が違い、タイミングとしてはつくしが胞子を飛ばして枯れた後、スギナが生えてくる、ということになります。
ヨモギと同じくスギナも薬草としてすばらしいものです。
ヨモギ茶・スギナ茶を中心に、ドクダミ茶・たんぽぽ茶など、同じく効果・効能に優れたお茶をローテーションしていけば、それだけで健康状態は大きく上向くと個人的には考えています。
これらのお茶はお手頃価格で入手できるところもいい点なので、オススメです。